2019年03月31日

金沢町家に泊まる 

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もうひと月以上前になりますが、久しぶりに金沢を訪ねました。

最近は、旅の目的に応じてかなり真剣に宿選びをします。
そして仕事であろうが、プライベートであろうが、とにかくゆっくり眠れることと、空間に魅力があるところを選びます。
職業病かもしれませんが、人生も後半戦であることを意識すると、1日1日が貴重です。

昨年つなが〜るズで彦根を訪問した時に、町家に泊まったのがとても快適でしたので、金沢でも町家の宿を探しました。

町家の宿といってもピンキリ。
そこで選んだ宿はこちら「いぬい庵」でした。



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間口3間ほどの小さな町家ですが、一棟貸しで、良い感じに改修されています。




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土間だったところの吹き抜けはそのまま活かされて、正面の飾り棚が綺麗にしつらえてありました。



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2階に畳の寝室が2部屋。 1階ホールの左側が居間になっています。




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小さいながらも中庭もあり、浴室の窓からも庭が眺められます。

キッチンもちょっとした料理はできるくらいの広さがあり、なかなか快適。

夫もぐっすり休めたらしく、「ここに1週間くらい居たいね」とご満悦。

HPから拝借した平面図はこちらです。


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この民家は恐らく大正末期から昭和にかけて建築されたものとのことでした。
簡易宿泊所として運営しているそうで、チェックインの時だけ担当の方が待って居てくれて、チェックアウトは電話を一本入れるだけ。

引き戸用の電気錠が優れものでした。
国産には良いものが無くて、韓国製とのことです。


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さて、この町家宿の周囲は、町家・武家屋敷・農家などが混在して居たとのことですが、町家がわずかに残っているような状態です。

昔の町家が建ち並んで居た頃の様子は、路地の痕跡から計り知ることができますね。


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近所でお店に活用されている素敵な町家を見つけました。


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ちょっとわかりにくいかもしれませんが、「金沢町家」のプレートがかかって居ます。



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こちらは朝の散歩で見つけた町家。工務店さんのようですね。

こちらのプレートは「金澤町家」でしかも字体が違います。

ちょっと調べたら、金沢市が出しているものとNPO団体が出しているものと2種類あるようです。
どちらも、町家を再生して上手に活かしている場合に頂けるようです。



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こちらの立派な元染物屋さんの建物は、何かに使われているようなのですが、なんなのか、、
検索してみました。


どうやら、外国人観光客向けのお料理教室や、舞妓さんの踊りを見ながらの金沢のお食事をするような場になっているようです。
徹底して居ますね。英文のHPのみです。

https://www.in-kanazawa.com/

この染物屋さんの建物を活かすところまで至るのに、様々な人たちが関わってきたこともわかりました。

おくりいえプロジェクトなどは、他の場所でも参考になる魅力的な活動です。

http://okuriie.jp/archives/270


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用水路に沿って歩き、人気のパン屋さんまでやってきました。



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モーニングをやっているというパン屋さんで、8時半でもちろん満席。
ウェイティングリストに10組以上という繁盛ぶり。

#ひらみぱん



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私はパンだけ買って、町家宿に戻り、ゆっくり朝ごはん。
美味しかったですよ。大人気なのも納得です。


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今年の金沢はほとんど積雪がなかったそうです。
土塀の覆いも、今年はお役目果たせず、、でしょうか。


さて、次回のブログでは金沢旅行1番の目的地、鈴木大拙館をレポートします。
お楽しみに。



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2019年02月11日

「多摩産材を使った家づくり」コンクールで最優秀賞(東京都知事賞)を頂きました!

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「代田の長屋」が「多摩産材を使った家づくり」コンクールで最優秀賞(東京都知事賞)を頂きました。

去る、1月29日、30日にビッグサイトで開催された木材見本市「モクコレ2019」の開会式で、小池百合子都知事より表彰状を受け取りました。



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「モクコレ(WOODコレクション)」は毎年この時期に開かれている東京都主催の国産材活用促進のための見本市。
全国から様々な木材や木製品が出展されます。


こういう晴れがましい場は慣れていないので、、非常に緊張いたしました。


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2年前から始まった「多摩産材を使った家づくり」コンクールですが、前回は「祖師谷の家」で優秀賞でした。
で、嬉しいことに、今回は最優秀賞!!

まだ、あまり知られていないコンクールだと思うので、多摩産材を使っている皆さん、ぜひ応募してください!



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人見知りの都倉棟梁も、この日ばかりは笑顔でした。
賞をいただけたのは、設計や施工だけでなく、こういった単身世帯向けの長屋を依頼してくださった建主さんのお陰です。
都会での長屋暮らしというプログラムが高く評価されたと思います。

こんな小さな、実にシンプルな、どうってことない家なんですが、それを丁寧に作って、丁寧に暮らし、後世に繋いで行くことが大切と私たちは考えています。


表彰式の動画はyoutubeにアップしましたので、ご興味のある方はご覧くださいね。

https://youtu.be/7PFlwuFPwFg



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最近はブログをサボっていることもあり、「代田の長屋」の竣工後の写真を全くアップしておりませんでした。

ここで少しアップしつつ、ご説明したいと思います。

ここは、建主さんのお母様が所有しておられた、IK4部屋の木造2階建てのアパートでした。
それを御自身が1階に住まう様にと、2世帯の積層長屋に建て替えたのです。


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東側が道路に面し、そこから土間を介して居室に入るプランです。


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食文化研究をされていて、食通で料理好きな建主さんの為に、キッチンはゆったりとしています。



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奥の西側には小さいながらも庭を取り、お隣の庭とつながって緑陰を感じる畳の間となっています。



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準防火地域の狭小地の為、開口部は全て防火の認定が取れているサッシやシャッターなどをつけないとならないのですが、掃き出し窓の大きいものが無いんです。なので、ここは鉄板張りの防火雨戸で対応しています。



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水回りは実にコンパクト。



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2階は友人が住まわれることが決まっているのですが、その方が化学物質過敏症であることもあり、それに対応する仕様となっています。

床は杉でなくタモ、天井も漆喰塗り、キッチンはオールステンレスの特注品、畳も過敏症対応の特別仕様、カーテンは100年有機栽培コットンを使ったものです。



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今回、審査委員の先生方からも、施工の質を大変褒めて頂きました。

いつも、職人さんたちに最高の仕事をしてもらえていることが誇りです。


これからも、この気持ちを忘れず、前進あるのみ!


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2018年12月02日

美術館でのお茶会  光華茶会@庭園美術館

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東京も紅葉がやっと色づいてきました。
庭園美術館のお茶室は友人のブログを見て行きたいと思ってたのですが、なんとお茶会があるのを発見!
早速申し込み、昨日行ってまいりました。


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立礼、広間、小間を備えた瀟洒なお茶室です。
回遊式の日本庭園に面していて、今まさにもみじが見頃。


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池をぐるりと歩くと、どこをとっても絵画のような風景。
大きすぎず、起伏があって変化がある魅力的な庭。



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私は、少々図々しくも三客の席に座ったのですが、それが当たりでした!
四客までは美術館所有のお茶碗で頂けたんですよ!

私のお茶碗はルーシー・リーの作品でした。
やや薄めですが、手の中に心地よく収まる感じ。
お茶碗として作ったわけじゃないと思うけど、ぴったりです。

お菓子は塩瀬の練り切り。1000円のお茶席券で贅沢なこと。


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こちらはお正客、お次客さんのお茶碗です。
誰の作だったかな。うる覚えなので、ここでは省略(ごめんなさい)

香合は冬に使うときは「都鳥」ということで、都鳥ってゆりかもめのことなんですって!
ゆりかもめは東京都のシンボル鳥らしくて、都立美術館なのでそれにも掛けたそうですよ。さすが。


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掛け軸は「無事」。いい言葉ですね。事がない、ありがたい事です。


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いただいたパンフレットに平面図がありました。

設計したのは茶人の中川砂村。武者小路千家の方という事で、この日のお茶を点ててくださったのも門下の若手の男性方でした。
宮様がお嬢様の花嫁修業のために、このお茶室を建てられたそうですよ。

美術館なので、まずは学芸員のお話もあり、全て収蔵品でお茶席がしつらえられていて、お茶碗など触れるというのは貴重な機会です。


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夕暮れもまた風情あり。



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普段着のお着物で気楽に行けるのも、わたし好み。

春にもまた行きたいな。




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2018年09月24日

箱根仙石原の宿 俵石閣にて

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8月の終わり、箱根に一泊の旅。
旅好きの友人がオススメしていた宿に泊まってみました。

NEST INN HAKONE俵石閣は、数奇屋建築の本館と1997年に渡辺明氏が設計した別館からなるのですが、一時廃業に追い込まれた老舗旅館を再生したという、実に興味深い宿なんです。
しかも、アートディレクターが八木保さんということで、ますます期待を胸に、



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到着してみて、フロントから客室へのアプローチ、外部空間の作り方には、渡辺明さん設計の二期クラブに通じるものがありました。
地形を生かした、そして風景の切り取り方など絶妙です。


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こちらは宿泊棟からの風景。下に見えるのがレストラン棟。



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板張りの外壁、その開口部の収め方、そして独特な屋根。
これは、オリジナルなのか、改修されたものなのか、確認したくなりました。


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上が竣工当時、下が現在のフロントロビー棟です。
外観はほとんど改修されていないことがわかりました。


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これは新建築に載っている写真ですが、外廊下に屋根がかかっていたことがわかりました。
現在は、この屋根はなく、雨の日は傘をさして移動です。


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こちらの写真も、竣工時の様子。レストランは内部の改修によって、オリジナルのような透明性が無くなってしまったのはちょっと残念に思いました。


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配置図 竣工時 (新建築 より転載)
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配置図 (俵石閣パンフレットより)


ホテル棟では、フリーバードと呼ぶ共有ラウンジのみ増築したようですね。
そのほかは、オリジナルの配置のままですが、インテリアは大幅に改修しているようです。

新建築の資料では客室のレイアウトまではわかりませんが、私の泊まった客室棟はツインルームとなっています。
おそらく、通常の壁に頭がくるような配置だったと思われます。

現在のレイアウトはかなり斬新でした。

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現在のツインルームはこんなレイアウトで、ベットから起き上がると窓の外の緑が目に入ってきます。
もちろん、TVはありません。


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テーブルの上には、インクと羽根ペンが。


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デスクとヘッドボードが一体となっているのは、なかなか良いアイディアですね。
使い勝手良し。


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洗面は外で、この部屋はシャワーとトイレしかありません。写真はありませんが、それも床も壁もモルタル仕上げという簡素なもの。
もちろん、気持ちの良い大浴場があるので、それで十分です。
そのあたりの潔さは良いですね。


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日が傾いてくると、カーテンに映る木立がとても幻想的です。


さて、本館はというと、、、これがまた魅力的!

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玄関と帳場というかフロント。



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大広間から臨む庭は、自然そのもの。
この辺りは国立公園内のため、勝手に剪定などもできないそうですが、それにしても美しい。


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室礼にもセンスがひかります。この辺りは、さすがアートディレクターの腕前ってところかしら。


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オリジナルの意匠も、見所があり過ぎて、もっとゆっくりしたかったのですが、、

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本館茶房でのランチ。
実は、この時に通された天皇陛下が皇太子だった時に宿泊した部屋からの景色も忘れられません。


最後にその窓からの景色を動画にて。





以下、新建築1997年2月号に掲載されている図面と渡辺明さんの言葉を転載します。


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posted by mikihayashi at 22:22| Comment(0) | 旅人目線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月19日

ホキ美術館

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前回、木材会館を見学した記事を書きました。
その、大人の空間性と素材の活かし方にとても刺激を受けたので、同じ設計者(というか組織事務所なのでチームといったほうがいいかもしれませんが)の「ホキ美術館」が急に見たくなりました。

思いたったら吉日!と、その週末に車で千葉へ。

昭和の森公園の中にあるのかと思っていたら、公園の脇の敷地なんですね。



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ずっと気になっていた美術館の一つですが、鉄板構造で30m持ち出しているアクロバティックな部分ばかりが、ジャーナリズムでは見出しに使われるので、今ひとつ二の足を踏んでおりました。

木材会館でもそうでしたが、チーフアーキテクトの山梨氏の文章を読むと、ぐっと引き込まれました。

シームレスで弧を描くギャラリー空間、それ自体もコレクションとなるプライベート美術館など、その構想からこの建築が生まれたのは必然とさえ思えてきました。



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建物に沿って歩かせるアプローチも、期待感を高めるのに効果的。このアプローチ側は、昭和の森の樹々が迫っていて、レストランも、こちら側に開口を取っています。



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意外にも、逆側は普通の住宅地で、道を挟んで家々が立ち並んでおります。
そのため、美術館は、このような閉ざされた姿を呈しています。

これは、ちょっと意外でした。
勝手に、森の中にのびのびと弧を描いて浮遊する美術館を想像していたので、、、



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内部は撮影禁止のため、写真をアップすることはできませんが、緩急つけたギャラリーの連続は素晴らしく、設計者の意図が伝わってきます。
照明などを散らした、天井のデザインなど、見所が満載でした。

この写真は、レストランからメインギャラリーを臨んだところです。



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オープンしてから8年、エントランスにある、考えぬかれた傘立ては残念ながらもう使われていませんでした。
それから、外光の入るメインギャラリーの窓は遮光カーテンで塞がれておりました。
やはり、絵画の保存のためか、他の理由があるのか、、(聞いてくればよかったです、、)



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ここのイタリアンレストランはオススメとのことでしたので、しっかりランチを頂いてきました。もちろん美味しかったです。
こんなアンティパストがついてランチ2500円はお得かも。


写実絵画も普段見る機会が少ないので、興味深く、作品に対してその展示空間の質はどうあるべきか等、色々考えさせられました。

一度は行くべき美術館であることは間違いありません。







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2018年07月28日

新木場の木材会館

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新木場でのセミナーついでに、ずっと見学したいと思っていた木材会館に寄りました。
なんと、竣工してから9年目になるそうです。時間の経つのは早い!


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公園に面した西側が、彫りの深いファサードとなっていて、テラスが日射遮蔽としても機能しているんですが、コンポジションとしてもとても美しくよく考えられているなあと感心させられます。
木部は少しグレーがかってきていて、コンクリート色に近づきつつあります。


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1階のギャラリーと呼ばれているスペース。
色々なイベントに活用できそうな空間ですね。舞踊やダンスなどにも良さそうです。


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角材をランダムに組み合わせた壁面は、裏側に吸音材が入っていて、場所によっては開くようになっています。



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エントランス脇の階段も繊細で魅力的。
この部分も、パフォーマンスの舞台として使えそうです。


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役員会議室もちらっと拝見させていただきました。
壁面の罪種を使い分け、会議テーブルのトップも無垢だそうです。
中央部分の折り上げが、やたらと高いのには理由があるんですね。
これが火災時の煙だまりとなるように考えられているそうです。「避難安全圏商法」によって木材の内装での制限を外しているとのこと。


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7階の大ホールは残念ながら使用中で外からちらりとしか見ることができませんでした。
大ホールは広い屋上に出られるようになっているんですね。
さすがに、屋上のデッキ材は既に1回貼り替えをしたそうです。


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1階には、和室もあり、意外と会議などでも利用する人がいるらしいです。
近所であったら、私も借りたいところですが、、、


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小間のモダンなお茶室もあります。
お茶事にはやや使いにくそうですが、一服しながら商談なんていうのもいいですね。


木材会館のHPはとても充実していて、工事中の情報まで見ることができます。
http://www.mokuzai-tonya.jp/mokuzaikaikan/index.html


木材の可能性を具現化した、優れた建築であると思いました。
次は、何か機会を作って是非とも利用したいものです。




posted by mikihayashi at 17:50| Comment(0) | my favorite | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月09日

屋久島の休日 

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屋久島・麦生の家が竣工して早くも2ヶ月近く経ちました。

前回の屋久島訪問では、ちょっとゆっくり滞在して、島らしい時間を過ごすことができました。

屋久島では、登山の人が多いこともあり、ある意味「山小屋」的な宿が多いのです。
その中で、今回泊まったところは、広々としてゆったりした時間が過ごせる数少ない宿の一つかもしれません。


何回も屋久島に行っていて、初めて静寂と満天の夜空を満喫しました。もちろん、山にテントを張れば体験できるのでしょうが、宿泊施設でこれは本当に貴重です。



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手入れの行き届いた、起伏のある庭には驚きます。
ガーデンデザインは、オーナーの奥様がされたとのこと。
ハワイでの暮らしが長かったとのことで、スケールの大きさを感じます。



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外観も、アメリカンなスタイル。
しかし、なんと私の屋久島の家を2軒とも建ててくれた、久保田工務店さんの施工とか。



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このテラスがとにかく気持ちいいのです。
リビングダイニングの2面が全てテラスに囲まれています。




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インテリアはこんな感じ。
家具もアメリカ製で、サイズが大きいこと。

今回は他のお客様が居なかったので、この広いリビングダイニング、キッチン、バスルームを占有させていただきました。
デザイン担当は奥様で、なんと内装や家具の施工は全てご主人がされたそうです!!

とても素人とは思えません。びっくりの連続。




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インフラが何もなかったこの土地を、言葉通り「開拓」されたとのことで、まずは井戸を掘ったら、温泉が出てしまったそうです。
なので、庭には温泉の露天風呂まであります。(実は私は入らなかったのですが、、、)




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庭には、パパイヤがたわわに実をつけて居ました。
今頃、色づいているかしら。




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最終日は、以前途中でリタイアした「白谷雲水峡」に再挑戦。
今回は、「太鼓岩」まで行って、もののけの森も楽しみました。

しかし、平日ということもあってか、外国人観光客ばかり。それから、初心者コースと言えども、太鼓岩の最後のあたりはかなりきつい山道でした。
ちゃんと登山用の靴で行って、大正解。

ちょっと自信が付いたので、次回はもう少しがっつり山を歩きたいものです。



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宿情報

HANAMANA (ハワイ語で奇跡という意味だそうです)
https://www.hanamana.org/





posted by mikihayashi at 18:27| Comment(0) | 屋久島・麦生の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

WEBマガジンに佐倉の家が掲載されています。

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http://www.bionet.jp/2018/05/31/graphity-prana/

住まいマガジンびお に佐倉の家が掲載されました。

様々な記事が5日に1回更新されるという、とても素敵で充実したWEBマガジンなので、
見ていただければ嬉しいです。

posted by mikihayashi at 17:21| Comment(0) | 佐倉の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月27日

無事竣工しました! 屋久島・麦生の家

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竣工が延び延びになっていた、屋久島・麦生の家がやっと竣工、引き渡しの運びとなり、私も現地に行ってまいりました。

建主さんが事前にコンテナで送ったテーブルが、K土間の上でとても引き立っています。

建具も、古い建具と新しいものを組み合わせたので、新築なのにちょっと懐かしい雰囲気。



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外観はみんなで作業した「焼き杉」です。
実は、秋に行った時には全部焼き終わらず、その後も建主さんのご主人が屋久島に行っては、コツコツ作業をされて、、、

今回は、目板も焼き杉です。



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屋根は、Studio PRANAではなかなか機会の少ないいぶし瓦葺き。

海岸が近いこの場所では、板金はすぐにダメになってしまうので、やはり瓦がベスト。




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建主さんが、北陸の古民家から譲り受けてきた建具や、オークションで購入された古建具を玄関周りに使いました。

実はこの蔵戸はガラスを入れることになっているのですが、現状はまだ網のまま。




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張り替えた小豆色の襖は、反対側は帯戸なんです。引き手がとてもゴージャスなのですが、この強めな色ととてもよくマッチしました。
この辺りの色選びは、建主さんの奥さま担当です。




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こちらは新規の襖ですが、弾き手だけは古民家で使われていたもの。
辛子色も部屋のアクセントとなってとてもいい感じです。



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この住宅の特徴は、土間リビングです。
キッチンまで含めて、Kモルタルの床仕上げとなっています。

地元の左官やさんがやったことない、というので、建主さんと一緒にモルタルに混ぜる顔料を探し、様々な人の意見も聞いた末、結局粉末状の墨を購入して混ぜてもらいました。

真っ黒にはなりませんが、これはこれでいい感じの色。



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キッチンとの境目のカウンターの腰は、K漆喰としました。
これも、床と同じ墨を混ぜて塗ってもらったものです。


キッチンの壁はリクシルが扱っている、イタリア製の大判タイル。

この辺りも、建主さんがショールームに行ったりサンプルを取ったりして検討され最終決定されました。



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キッチンの上は、ロフトっぽい2階の部屋となっています。
ここは、子供部屋やゲストルームとして使用する予定。



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2階はこんな感じで、間仕切りもできます。

お子さんが小さいので、まだまだ先の話ですが。



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こちらが洗面所。
衛生機器も建主さんが殆どネットで購入されました。
あ、もちろん私もアドバイスはしましたが。



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浴室の床は小さな6角タイル。




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こちらに定住されるのはもう少々先とのことですが、まずは工事が完了して満足していただけたようなのでホッとしています。


私としては、屋久島にしばらくはいけないのがちょっと残念でもあります。

みなさま、屋久島でのお仕事のご用命は、是非ともStudio PRANAに!(笑)

posted by mikihayashi at 17:41| Comment(1) | 屋久島・麦生の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月02日

リビルディングセンター訪問記

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諏訪の「リビルディングセンタージャパン」に行ってきました。
改修工事でご相談を受けている若いクライアントさんが、そこで建具やフローリングを調達したいので一緒に見てくれないかとのことで、私も喜んでご一緒したのでありました。


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以前は建設会社の事務所兼作業場だったという天井の高い、鉄骨造3階建ての建物を古材で面白くリノベしています。
1階カフェカウンター脇の不思議なドア。
金庫のような、、がそのまま使われてます。


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このコンクリート壁は後から打設したのかもしれませんが、鉄骨の柱にさりげなくサインが入っていたり、センスを感じますね。


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カフェのカウンターもこの通り。
テーブルや家具も全てアンティークか古材の再生品です。


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2階に上がるとワンダーランド!
興味のない人には、きっとガラクタ倉庫に見えるのでしょうけどもね。


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古いガラスも、丁寧に整理してあります。

結局、ご一緒したクライアントのお二人は、ガラスの建具を2枚購入されました。
桟の細めな品の良い建具で、状態もよかったです。


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このフロアで、私が気になったのは、タイル。


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今は作られていないような約物タイルがゴロゴロしてました。
これ、好きな人にはたまらないのではないかしら?

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それから、昔の灯具。


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碍子の器具などをフックがわりにいかが?とオススメしてます。


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3階は家具類が並びます。
 
やはり、なんとなくお店の人の好みが反映されているのか、独特の雰囲気ですね。
実際に使用するには、かなり手を入れないとダメそうですけども。


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この引き出し付きの机、天板が割れてなかったら、ちょっと欲しかったかも。(まあ、買ってもおくところがないので買いませんが)



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食器は染付けのものが目立ちました。
良さげなものも、チラホラあって、困りました、、、



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というわけで、ちょっとだけ、記念に買って帰った私でした。
近くだったら、時々覗きに行きたいものですが、、、、


posted by mikihayashi at 19:26| Comment(0) | my favorite | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする