2024年05月08日

家が楽器になる日 葉山一色の家

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「GW中に一度お越しいただけませんか?美樹さんにこの家のことを説明していただきたいので、、」

お施主さんから電話をいただき、GW最終日に葉山一色の家へ。



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以前から検討されていたようなのですが、今年は「葉山芸術祭」に参加されているとのこと。
「葉山芸術祭」は30年以上の歴史がある、市民が運営する芸術祭で、音楽からアートまで様々なイベントがこの時期繰り広げられています。


今日はご自慢の「ヴィンテージスピーカーで音楽を聞く」イベントを開催されるそうなのです。


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私はオーディオには詳しくないのですが、このAltecのスピーカーは、録音スタジオや映画館で使われていたものだそうで、マニアにとっては大変なものらしいです。

すごい迫力と、クリアな音に参加者一同ため息。。。


葉山一色の家のリビングは、実は音楽を聞くには最高の空間にできておりまして。(意図して設計したのではないのですが)
床も壁も、共鳴して、まさに楽器になっていました!


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この日は蓄音機も借りたとのことで、こちらの視聴もさせていただきました。


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蓄音機を愛してやまない村田淳一さんが小田原からわざわざ来てくださり、昔のSPレコード(笠置シズ子の「買い物ブギ」)をかけてくださいました。想像していたより、ずっといい音ですね!
蓄音機はゼンマイ仕掛けだから電気も不要。いやいや、びっくり!


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そのあとは、ハーディングフェーレ(ノルディックバイオリン)の製作者原さんが、楽器の紹介とちょっとだけ演奏を披露してくださいました。
初めて見る8弦のバイオリン。柔らかく、優しい音色でした。


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生き生きした草花と樹木つつまれた家は、嬉しそうに見えませんか?
築12年、住まい手にこんなに大切にしてもらって、なんて幸せなこと。

どうか末長く、育ててあげてください。



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2024年01月06日

2024 新年のご挨拶にかえて  斜面のアトリエ竣工

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2024年がスタートしました。
本来なら、「おめでとう」祝杯を交わしたいところですが、なんと、元旦に起こった能登半島地震。

被災された地方の皆様にお見舞い申し上げると共に、1日も早救助・支援が行き届くことを祈ります。


さて、Studio PRANAはというと、昨年の夏に足掛け5年のプロジェクトが完成し、引き渡しとなりました。
新年最初のブログでご紹介させていただきます。


土地取得の頃からご相談を受け、役場に何度も足を運び、インフラ整備のアドバイスをしたり、、
さらに、傾斜地であることもあり、設計にも非常に苦労しました。

* 斜面のアトリエ 南外観


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* 斜面のアトリエ リビング

工事費も、クライアントの当初の予算からかなり膨らんでしまい、VEに時間を要し、さらに施工者を変更しやっとのことで着工となったのですが、工事も度々暗礁に乗り上げ、施工にも2年以上かかってしまいました。

結局、天井の高いリビングのある母屋部分のみ土壁となりましたが、傾斜地は材料の運搬が本当に大変です。


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* 斜面のアトリエ 鳥瞰(ドローンによる撮影)

正面からは見えませんが、奥にご夫婦それぞれのアトリエがあります。
母屋の2階部分から内部で接続しており、その接合部に浴室などの水回りがあります。


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* 斜面のアトリエ アトリエ1

奥にあるアトリエは、森の中に入り込んだような感じ。
南に開けた明るい居間とは違った、緑陰の部屋。


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* 斜面のアトリエ キッチンからダイニングを見る

天井の高いリビングに対して、掘りごたつダイニングは夫婦二人用の小さな食卓です。


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斜面のアトリエ キッチンからの眺望

料理好きなご主人のための、景色の良いキッチン。


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* 斜面のアトリエ 浴室

敷地の東側と北側は森に囲まれているので、浴室も森の中です。ブラインドがなくても大丈夫。覗きに来るのは小鳥たち。


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* 斜面のアトリエ 外観 夕景

今回、竣工写真はカメラマンの山田新治郎さんにお願いしました。(*印は山田さん撮影)
斜面で下から見上げしか撮れないのは残念だからといって、なんとドローンまで飛ばして、光の具合を見つつ丁寧な撮影をしてくださいました。
さすがですね。


多くの方々に支えられて、毎日があるのだと感じます。
1日1日を大切に、今年も過ごしたいと思います。






posted by mikihayashi at 20:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 斜面のアトリエ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年08月13日

焼杉(三角焼き)大成功!! 軽井沢の家

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長年の夢だった焼杉の三角焼き、実現しました!

現在進行中の軽井沢の家の外壁に使います。
今までは建主さんと一緒にバーナーで焼杉を作っていたのですが、今回初めて三角焼きに挑戦です。


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ワークショップの予定で、お施主さんが色々準備をしてくださっていたのですが、雨の予報で泣く泣く直前に中止を決定。
ところが、、、、予報に反して当日は良いお天気!

参加を予定してくれていた方々には本当に申し訳なかったのですが、会場を予約してあったこともあり、お施主さんと地元のお仲間、指導に来てくれた安井昇さん(!)と私で決行することに。




上下を縄で結んで三角にし、新聞紙を詰めたところに着火します。
作業の様子、こちらをご覧ください。

https://youtu.be/YI3Svyj52jw

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お施主さんと一緒に私も作業に参加してます。

https://youtu.be/bPSVrmz1ArE

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炭化層も厚く、出来上がりはバッチリ!


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当日のお弁当は「峠の釜飯」でした。
最近は、陶器ではなくて紙製のエコ容器のもあるんですね。
懐かしく、美味しく頂きました、、、


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お施主さん、安井さん、見学、お手伝いしてくださった方々と記念写真。



準備から当日の作業まで、本当にお疲れ様でした!
終日指導に当たってくださった安井さん、本当にありがとうございました。

外壁張り作業はもう少し先ですが、出来上がりが楽しみです。


posted by mikihayashi at 21:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 軽井沢の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月25日

楽器になる部屋  木場のシェアスタジオ

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木場のシェアスタジオは竣工してからまもなく2年となります。
家具や小物もすっかり馴染んで、いい感じに。

今回、ずっと延期していた写真撮影をカメラマンの砺波周平さんにお願いしました。

こちらは多目的なラウンジ。テーブルを片付けてヨガ教室などにも利用されているようです。



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メゾネットの2LDKだった住戸を防音性のある音楽室とラウンジに改修しました。

実は、既存の階段は撤去して鉄骨回り階段に変更する予定だったのですが、解体したら鉄骨階段が現れたので、急遽そのまま使うことに。



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段板のみ木質とし、鉄骨部分をそのまま見せることにしたのですが、なにせ今までは構造は見えないものとして包まれていたので、かなり荒っぽく、ただ今回はそれはそれで「よし」としました。


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玄関を入ると、すぐこの吹き抜けのある階段室。以前は北向きの窓が非常に寒くて過ごしにくい場所でしたが、今回は内窓を入れ、床暖房としたので、その心配はなくなりました。


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吹き抜けに面した上階部分は、楽器置き場となっています。
実は、ここの部分も床スラブがあるにも関わらず、壁で覆われていた謎の部分。
古い図面を見ると、床面積には参入されているのに、なんで使わなかったのでしょう?

今回は、その隙間の部分が有効に楽器置き場(というかディスプレースペース)として活かすことができました。


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こちらが音楽スタジオです。工事中は、何度か防音テストなどもして、改善を重ねたのでかなり良い性能を確保できています。
ただし、やはり打楽器はどうしても厳しいところはあります。


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オーナーさんは、ブラジル音楽をご家族で演奏されることもあって、ブラジル・ポルトガル系の楽器をたくさんお持ちです。
テーブルを囲んで、友人たちとセッションをやったりして楽しんでいらっしゃるようです。

もちろん、スタジオはマンションの住人や友人・知人に貸し出しもしています。



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この小さめな弦楽器はカヴァキーニョというそうです。

この日は、ちょっとばかり演奏してもらいました。


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ここの色彩計画はオーナーさんの希望、そのままです。
私がすると、多分もっとストイックな感じになっちゃうので、ブラジリアンな空気にはこの方がぴったりですよね。

タイルはショールームで一緒に選びましたが、それぞれ個性的でしょう。


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もともと、メゾネットの上階から中庭への出入り口がありましたが、
これをガラスの扉に変えて光が差し込むようになりました。

ミニキッチンも設けたので、中庭でバーベキューなどもできますね。

小さな楽器たちが、それぞれのところで、演奏してもらうのを待っている、そんな楽しげなシェアスタジオに仕上がりました。








posted by mikihayashi at 09:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 木場のシェアスタジオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月25日

ブログ再開しま〜す!

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お久しぶりで〜す!

私の愛猫ぐらが天国に行ってしまってから、ブログを書くことに意欲がなくなっておりましたが、コロナも落ち着き、気力も回復。
ぼちぼち、ブログを再開します。

プロジェクト報告、旅の報告、ワークショップのお知らせなど、これから盛りだくさんでお届けしますので、どうぞお楽しみに!

写真は今月訪れた奄美大島。こちらの旅の内容も、追々アップします。
posted by mikihayashi at 20:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 掲示板 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月04日

黄金週間、何してる? ぐら通信☆天国から配信第4弾

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むにゃ〜

ぐっちゃん、起きて!!ぐら通信始まるよ〜!(みき)

ねむいにゃ、にゃ、、

ほらほら、寝てばっかりいると牛さんになっちゃうよ。(みき)

わかりましたよ、起きますよお。



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天国の暮らしはどうなの?(みき)

いたって平和ですよ。

化け猫養成講座(注1)は修了したの??(みき)

・・・・・

えっ?もしかして、サボってるの??(みき)

・・・・・・ だって、けっこうトレーニングがさあ、大変なんだもん。

じゃあ、私に会いに地上に来る気はないんだ。(みき)

そんなことないよ、、でもさ、こうやって話はできるじゃん。



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SNSで見つけたんだけど、これぐらじゃないよね?
フランスでもう生まれ変わって楽しくやっているんじゃないかって思ったんだけど。(みき)

へえ〜、ちょっと僕に似てるかも。
でも、猫違いですよお。 僕の鼻の周り、よ〜く見てよ。ちがうでしょ。


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最近は何して過ごしてるの?(みき)

おんなじだよ。美味しいもの食べて、散歩して、お昼寝して、、遊んで、、、
そうそう、サッカーチームに入ったんだ。

そうなの?! また、やる気のないゴールキーパーしてるんでしょ。(みき)

やる気満々ですよ。ぽんちゃんと同じチームでさ。彼はミッドフィールダーだけど大活躍。彼のヘディングは完璧なんだ!

へえ、楽しんでいるね。ぽんちゃんママにも伝えとくね。(みき)




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この間は、ぐらのちっちゃい時やお母さんや兄弟の話だったけど、今日はぐらがStudio PRANAで暮らしていた時の話をするね。(みき)

ああ、あそこの窓から外をみるのは気持ちよかったなあ〜。覚えている!!




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住んでいたアパートが、ペット不可だったのに、ぐらがにゃあにゃあ言うし、窓から外ばかり見るから大家さんにバレちゃって、怒られちゃったのよ。それでしかたなく、事務所に連れて行ったわけ。(みき)

そうか、引越しの理由はそういうわけだったんだ。

けど、模型を壊すしさ、いたずらされたなあ。(みき)

ぼくにとっては、探検しがいのある、面白い場所だったよ。

でしょうね。。。(みき) 



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元アシスタントのヒデくんが撮ってくれた写真。
いい写真よね。彼はお姉さんがミホちゃんって言う、猫だったそうよ。(みき)

へえ〜、そうなんだ、、、
みきさんのアシスタントさんたちは、なぜかみんな猫好きだったね。
だから、ぼくはいつも大切にしてもらった、、、仲良しになれたよね。



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ぐっちゃん、早く化け猫になって戻ってきてよ。
もふもふしたいからさ。(みき)


へへへ、、、まあ、もうちょっと待ってくださいよ。
とりあえずは、トラジをもふもふしてください。

あいつはクールそうにしているけど、めちゃめちゃ寂しがり屋で怖がりだからさ。

弟をたのみま〜す!


注1:化け猫養成講座
   天国在住の猫が、地上に一時的に行ける「化け猫」になるためのトレーニング。
   閻魔様が主催する養成所で学ばなければならない。
   






posted by mikihayashi at 16:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ぐら通信☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月20日

ぼくの生い立ち ぐら通信☆ 天国から配信第3弾

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みなさん、ぐらで〜す。2週間ぶりですがお元気ですか?
もちろんぼくはお空で元気にしてますけど、、ね。

どうしたの?ぐら。なんか不満でもあるの?(みき)

ないですよ。天国は平和すぎちゃって、ぼく的には、もうちょっと、ぎゃ〜って思うことが起きた方が刺激的なんだけど。

そんな、贅沢なこと言ってるとバチ当たるから。(みき)

それにさあ、閻魔様が最近忙しいらしくてかまってくれないんだよ。ちょっと寂しいな。

ああ、そういうことか。ま、そのくらい我慢してくださいよ。じゃあ、地上の刺激的なお話始めようか?(みき)




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えっ!これだれ???

ぐらのお母さんじゃないの。忘れちゃったの(みき)



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昔住んでいたテラスハウスの中庭に、時々現れていたのよね、ぐらのママは。

この辺りはアパートばかりで、その隙間を居場所にしていた野良さんがすごくたくさんいたの。名前をつけていったら、たしか11匹いたかな。 (みき)


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ぐらのママは背中から尻尾にかけてブチ模様があったからブッチ(Bucci) 。

その他、ピッコロ、 ルンゴ、ベルルスコーニ、モッジ、ブルットブルットとかイタリア語で名前をつけてたのよ。(みき)

ふ〜ん、そうなんだ。あんまりよく覚えてないけどね。


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あっ!!もしかして、妹のヤマト??

ある日、ブッチは3匹の赤ちゃん猫を連れてきたの。この写真はママのおっぱい飲んでるぐらとやまと。(みき)


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ほら、絶対ぐらでしょ?これは。(みき)

本当だ!全然覚えてないけど、この後ろ姿はぼくだね。


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ぐらは、3兄弟のなかでも一番身体が小さくて、お鼻がグズグズしていて、怖いもの知らず。
平気で家の中に入ってきたりしてたから、そのまま閉じ込めちゃったわけ。(みき)


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え〜、これが僕の小さい時?
なんか、鼻がとんがっていて、猫っぽくないなあ。

そうでしょ?だからぐらって呼びたくなっちゃたのね。(みき)

ふ〜ん、そうなんだ。


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あっ、ぐり兄貴と妹のやまとだ!!

ぐりとぐらは色も柄もそっくりだったの。毛色がグレーでしょ?イタリア語ではグリージェっだから、それもぐりとぐらになった理由かな。(みき)

兄貴もやまともどうしているんだろう。もう天国にいるのかな?捜索願出さなくっちゃ。

お母さんもさがしてみたら?(みき)

そうだね。でもママは探して会いに行っても冷たいかも、、、

猫の世界はそうかも。でもいいじゃないの、血縁が全てではないから。(みき)


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やっぱり、兄貴とぼく、似てるね。

ちょっと見はそっくりだったけど、ぐりはカラダも大きかったし、慎重で、目の悪いやまとのこともものすごく気遣ってましたよ。
ぐらは子供っぽくて天真爛漫なのに、ぐりはすでに地上の世界を冷静に見ていた感じ。
本当は、3匹とも家に迎えたかったのだけど、私にはできなかったの。ごめんなさい、ぐり、やまと。(みき)

大丈夫、ぐり兄貴はしっかりものだから、ちゃんと生き延びたと思うよ。


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そう信じたいね。(みき)

ああ、やっぱりみきさんのお膝は気持ちよかったです。
なつかしいな〜。

私もぐらのいたずら、ふさふさした毛並み、ずっしりした重さもみんな懐かしいです。(みき)

さあて、兄貴と妹を探しに行くかな。

みなさん、またお会いしましょう。 

今日も天国から配信。 皆さんのアイドル、ぐらでした!


ぐら、ちょっと調子に乗りすぎよ。笑(みき)





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2022年02月06日

閻魔様はお友達! ぐら通信☆ 天国から配信第2弾

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みなさん、暗闇から今晩は!
ボクが天国に移住してから2週間が過ぎました。

ボクは結構なれて来たんだけど、どうもみきさんがまだみたいでね。

「ぐら〜!お風呂はいったよ。お湯のみにおいで!」(みき)

とか、まだ言っているんですよ、困ったことに。


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みきさん、ボクの横顔が好きなんだって。だから横見返りポーズお届けします。

ボクが天国から配信したら、結構反響がありまして、
お手紙をいただきましたよ。紹介しますね。

まずは、天国在住のペコさんから。あれ、今度会う約束してるあの方かな?

「ぐらくん、こんにちは。ブログでの近況報告ありがとう。私は、数年前から天国に住んでいるキミの先輩です。実は元飼い主が私のことを思い出して名前を呼ぶとポイントが貯まるサービスに登録していたのですが、ここのところ非常にポイントが貯まりだしてどうしたんだろうとおもったんです。そしたら、どうやらぐらくんの天国移住情報が影響していたということがわかり、お礼を言おうと思いました。毛づくろいなどでの御礼はお会いしたときにでも、、、ぺこ 」

ぺこさん、ありがとうございます。そんなポイントが貯まるサービスがあるんですね。ポイントが貯まると何がもらえるんだろう?今度詳しく教えてください。

次は、地上にお住いの黒猫ピアノさん10歳から。

「ぐらくん、私は最近我が家の新入り、カツオくんにへきへきしているんですが、ぐらくんはどうやって寅次郎くんを受け入れられたんですか?
コツがあれば教えてください。それから、猫はみんなフリーパスで天国へ行けるという情報ありがとうございます。うちのママさんがそれを聞いてとっても安心したみたいです。私はクールを装ってますが、さっちゃんには誰よりも感謝しているので嬉しいです。ピアノ」

ボクも最初は鬱陶しいヤツ!って思ったけど、やっぱり猫も友達は大切ですよね。だって、ボクが辛い時はちゃんとトラジはボクを慰めてくれたからね。もう少し辛抱して受け入れてあげてね。


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昨日、みきさんはお友達経由で閻魔様のメッセージをもらったらしいです。
ね、やっぱり閻魔様は猫好きでしょ?

ボクはちゃんと礼儀正しく甘えてますから心配しないでね。


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ところで、ちょっと気がかりなことがあります。

みきさん、ボクがいなくなって「ああ、清々した!」とか実は思っているんじゃないかと、、

ちょっと聞いてみますね。

「ボクがいなくなって掃除が楽になったとかとか思っているでしょ!」
「ん??うーん、ちょっとね。」
「ボクがいなくなってタオルに毛がつかなくてよかったと思ってない?」
「確かに、それはあるかも。」
「ボクがいなくなって、ぐらキッチンに上がらないでとか、そこにおしっこしないでとか、テーブルの上歩かないでとか言わないで済むようになったでしょ?」
「そうね。それは、そう」

ほら、やっぱり。ボクがいなくなってホッとしてるんじゃん。なんだよ、それ。



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「でもね、ぐら。あなたの予測できない行動は、ファンタスティックだったのよ。怒ったり、嫌そうな顔したりしたかもしれないけど、今からすればかけがいのない思い出です。いろんなことあったね。今も一緒にいたいです!」(みき)

そうか。わかりました。ならいいです。許します。


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家のテラスを行き来していた時が懐かしいな。
でも大丈夫、今も気持ちのいいところたくさん散歩してるから。



というわけで、ボクの瞼の母については、次回お話ししますね。

天国に慣れて来たぐらでした。






posted by mikihayashi at 20:47| Comment(0) | ぐら通信☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月30日

引越しのお知らせ ぐら通信☆ 20220122

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みなさん、ご無沙汰してま〜す、ぐらです。
この度、ボクはすみかが変わりました。引越しです。
え、どこにって?
下界から、お空にです!


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ぐら〜、どこにいるの、隠れてないで出て来てよ〜。(みき)

あれ、またみきさん、ボクの引っ越したの忘れて呼んでいるよ、大丈夫かな。

実は、2022年1月22日(にゃんにゃん、いいにゃんにゃん)の日にボクだけ引っ越しすることになっちゃったんです。
ま、そういう時期だったんですよね。ボクの運命ってやつかな。

これはボクが眠りから覚めなくなった時に、みきさんが泣きながら描いたっていう絵です。
意外とうまいよね。関心関心。


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今ボクが何をして過ごしているかというと、読書したり、、、


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夢を見たり、、


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大好物のサラダを食べたりして過ごしてます。


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ぐら、閻魔様は優しかった?無事、通過できたの?(みき)

へへへ、、みきさんのお友達の予想通り、僕は閻魔様と仲良しになっちゃってさ、時々膝に乗せてもらってますよ。へへへ、、



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心配しないでいいよ、結構うまくやっているから。

ご飯も美味しいし、みきさんのお友達から紹介してもらった、ぽんちゃんとか、サクラちゃんとか、ぺこさんとか、ティーさんとかともアポ取りました。近々一緒に遊ぶ予定で〜す。


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だからさ、こんな感じで一緒にいた時と同じようにおどけて笑って過ごしてほしいな。
この写真、天国のみんなにも見せたら、「ぐらくんの元飼い主さんは、お笑い芸人?」とか言われちゃったよ。


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僕のことばっかり思い出さないで、寅次郎を頼むよ。
いい弟分だった、あいつは。
ちょっと乱暴なところがあるけど、芯は優しいいいやつなんだから。

ぐら〜、早く化け猫になって降りて来て!(みき)

はいはい、もうちょっと待ってくださいよ。

というわけですが、ぐら通信はこの後もリモートでお届けします。

次回は僕の誕生秘話とか予定してます。

どうぞお楽しみに!

無事、天国に移住したぐらより。










posted by mikihayashi at 19:43| Comment(0) | ぐら通信☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月14日

10年目の検査 葉山一色の家

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今日は、葉山一色の家の10年検査に行ってきました。

竣工は2011年。東日本大震災の時、この家は工事中で荒壁土をつけてしばらく経った頃でした。
もちろん、何も被害はありませんでしたが、壁の仕上げが終わっていたら、もしかしたら多少のクラックが入ったかもしれません。

昨年、外構工事を終え、水はけが非常に良くなり、オーナーさんも庭つくりに夢中になられたようで、珍しい草花がところ狭しと枝を伸ばしています。



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RC部分は全く汚れも劣化もなく、土壁外部の板張りも節が目立って来てはいますが、いい感じにエイジングされています。



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1階外部の格子戸は、それぞれ色がまちまちとなってしまいましたが、まあこれもご愛嬌。



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玄関引戸の外側も、10年の風雨にさらされ、木目が浮き上がってう作り状態になっています。


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外部で唯一気になったのは、照明器具でした。

海が近いせいもあり、器具の塗装がかなり剥げて来ています。
今から何かできるのか、使えるだけ使って取り替えるしかないのか、、

塩害に強い器具とかあるのでしょうか?調べて見ますが。


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内部も雨漏りなど一切なく、天井は非常に綺麗でした。

登り梁は多少縮んだようで、ちり際に多少の隙がありましたが、許容範囲でしょう。

漆喰の壁は、10年の歳月を全く感じさせない非常にいい状態でした。
これがクロス張りであったら、こうはいきませんね。
左官仕上げが「ノーメンテナンスで長持ち」ということを証明してくれていました。


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無垢板を接いでつくった洗面台も、空くこともなく、黒ずみもなく、逆に艶が増しているようでした。

建て主さんから、「10年経っても劣化せず、経年変化を楽しめる家と出会えて幸せを感じています」とのお言葉を頂きました!


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丁寧につくり、丁寧に暮らす。
そして、長く大切にされる家。

これが基本だと思いますよ。
たくさん作らなくていいから、必要な数だけつくって、大切に使いこなす。
いろんな意味で、ゴミを出さない。
そういう姿勢がなければ、国のトップが号令かけたって地球の悲鳴は止まらない。


大きくなったレモンの木は、今年もたくさんの実をつけていました。

来年も検査にお邪魔したいです。(笑)







posted by mikihayashi at 16:21| Comment(0) | 葉山一色の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする