那須の里山、那珂川町にある「もうひとつの美術館」をご存知でしょうか?
紅葉まぶしいこの時期に訪ねてみました。
明治、大正に建てられ、廃校になった小学校の木造の校舎を美術館にしています。
この美術館で出会えるのは、「境界のないアート」。つまり、年齢、国籍、人種、障害の有無、プロアマなどのバリアを超えたアートを紹介し、サポートしているのです。
NPO法人を立ち上げ、館長をしている紀子さんは、実は私の大学時代の同級生。
久しぶりに会ったら、輝く笑顔と転がる鈴の音のような声で館内を案内してくださいました。
何十年もの時間、子供達が駆け回って磨かれた床(すごい幅広の板!)や子供達の作品で埋め尽くされたであろう、画鋲のあとがいっぱいの壁。ちょっと雨漏りのあともあるような天井。どれもがとても魅力的で懐かしいものでした.
ピュアな情熱で描かれた作品群は、ここの空間でまさに水を得た魚のように生き生きと輝いていました。
この美術館、冬季はお休みです。現在の企画展は11月30日まで。
詳しくはサイトをご覧ください。
http://www.mobmuseum.org/