前橋に行くと必ず立ち寄るところがあります。
「創作きもの にしお」という、呉服屋さんです。
実は、私の父が17年前にこのお店を設計。その後ご自宅の設計には、私も協力したのが縁で、今も親しくさせて頂いています。
そのご自宅というのが、「杉の木の家」です。(Studio PRANAの作品ページにも載っています)
お店は、とてもゆったりと、いつもすてきにディスプレイがされています。
置いてある着物が、これまたとっても素敵なんですよね。
お着物が好きな人は、要注意!!
ついつい、お財布の紐が緩んでしまいます。
群馬県は、蚕糸業がたいへん盛んだったのですが、いまや風前の灯火。
ご主人の西尾さんは、それを守るための「絹の会」なども運営されています。
昔からある素晴らしい文化を継承しながら、未来を考えること、大切です。
でも、理想や理念だけではだめなんです。
とにかく、人の心を打つような、魅力を持ったもの、子供に引き継げるようなものをつくらないと。
日本の着物文化にも、住まいの文化にもそれがあったはずです。
どこに、置いてきてしまったんでしょう?
そうそう、最期にこの看板、一昨年、Studio PRANAでデザインさせていただきました。
文字は、私の師匠でもある、閑 万希子先生。
昼間はちょっと見にくい(看板なのに!)のですが、夜はサイドと「にしお」の文字がほんのり光ります。
西尾さんのお店のHPは、ブログにリンクをはらせていただきました。
前橋方面にお出かけの際は、ぜひお立ち寄り下さい。
ラベル:伝統、着物、絹