言いたい事はひとつ、
もう原子力発電は止めませんか?
このブログは設計事務所のオフィシャルなものなので、プロジェクトの進捗やちょっとしたトピックを掲載してきました。
政治的ともとれそうな発言は出来るだけ相棒のぐらに代弁してもらって、オブラートに包みつつ、さりげなくしてきました。
しかし、今やこれは政治や宗教には関係ない、普通の生活を守るためのことになってしまいました。
いくら森や山を守ろう、なんて言っても、安全な食材を自給しよう、なんてやっても、空から放射能が降ってきたのでは、今までの努力も水の泡です。こんな理不尽なこと、あっていいのでしょうか。
原発の事故現場で危険を顧みず、作業に当たってくださっている皆様には、心より感謝します。本当にありがとう。
こんな危ない事、誰にもしてほしくありません。でもより多くの人たちを救うために、どうか宜しくお願いいたします。
全ての方々が無事に家族の元へ帰れますよう、お祈りしています。
震災から10日。
その間、友人や知人達から原発についても様々なメールや情報が届きました。
今日は、それを紹介します。
●浜岡原発の停止要望を行っている団体
http://www.geocities.jp/plumfield995/
●浜岡原発の運転停止を求める市民有志
代表 西光之輔 西英子
上記の西さんは、本日要望書を提出したようですが、今後も支援をお願いします。
●原発がどういうものか知ってほしい
http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html
これは原子力発電に関わった技術者の手記です。
●原発に反対する6つの理由
http://homepage3.nifty.com/h-harada/nonuke/reason.html
原発反対というと感情的になりがちですが、このくらい理路整然と反対したいものです。
●原子力発電は必要か?社会科演習授業から
http://www.ne.jp/asahi/box/kuro/report/genpatu.htm
社会科の先生が生徒に演習授業で原子力発電について考えさせた時の報告です。
最終的に7割の子どもが反対という結論にたどり着いたようです。子ども達の素直な意見や感想がとても良いですよ。
では、原子力発電所を止めるとしたら、その後の電力はどうしたらいいのでしょうか。
以下は友人からのメールの転送です。
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〜デンマークのエネルギー事情〜
1970年前半のエネルギー自給率はわずか2%。(*日本はこの時、24%)
オイルショックが追い打ちをかけ、国民は危機感を覚える。
そこで30年をかけて自給率100%を目指す計画を立てた。
その時議論になったのが原発を推進するかどうか?
安全が立証出来ない原発には国民が『No!』
政策としては
北海油田の開発。
風力発電をはじめ、
わら、木屑、廃棄物は貴重な再生可能エネルギーに。
家畜糞尿はバイオマスガスに。
太陽熱(ソーラーではない)を利用し地域暖房に。
それらのエネルギーを高効率に活用するコジェネレーションを普及。
高断熱な低エネルギー住宅に補助金を。
エネルギー税の導入。
その結果
30年を待たずして、1997年にエネルギー自給率100%を達成。
2010年では150%とも言う。(*現在、日本は7%,原発を入れると18%)
さらに2030年までには風力で50%をまかなう計画。
(*ちなみに食料自給率は現在なんと、300%です)
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こちらの情報も、、、
ロラン島から学ぶ再生可能エネルギーとまちづくり
http://www.thinktheearth.net/jp/thinkdaily/report/2010/07/rpt-53.html#page-1
デンマークのエネルギー事情をお知らせしてくれた方からの情報では、原子力安全・保安院が原発に対しての質問、意見を集めているとの事。
この天下り団体に意見をして意味があるかどうかは不明ですが、何もしないよりはいいかもしれません。
今や「国策」としての原子力発電には「NO」と声を上げる時だと思います。
イタリアだったら、国民投票で決めるべき重大なことだそうです。
従順な日本国民はもう卒業しましょう。
今後、この問題に関しては、個人としてFacebookで引き続き発信していきます。