さて、この看板は何のお店でしょうか?
こちらも、バシリカの裏側にある古〜いお店。
実は、薬局です。創業は1400年。こちらの年季の入った素敵なインテリアは1800年代のものだそうです。
こちらが、薬剤師でもある御主人。
もの静かで知的な方でした。
薬局の名前の "FARMACIA AL REDENTORE"とは 直訳すると「救世主の薬局」。もちろん、この場合の救世主はキリストを指すので、看板にも、薬局の内部にもキリストの姿が、、、。しかし古には、薬は人々を救う「救世主」でもあったことでしょう。
今日は、こちらの CRIPTOPORTICO ROMANOのガイド付き見学に参加しました。
果たして,これはなんでしょうか。。
実は,ローマ時代の住宅の半地下部分が見つかった、つまり遺跡です。
第2次世界大戦でこの街は、爆撃によりそうとうなダメージを受けました。
歴史的街区の復興の際に、見つかったものだそうです。
イタリア語の解説を全て理解出来なかったのが残念ですが、ものの本によると1世紀頃のものだろうと言われています。
半地下ですが、高窓があり自然光が取り込まれ、しかも室温が安定していたので、食品の保存等に使われたのではないかとのこと。
一部ですが、ポンペイのような鮮やかな色の壁画の痕跡や、美しいモザイクの床も見つかっています。
奥は地下水が流れているところにもつながってます。
ローマ人が自然に逆らわずに、居住環境をつくりあげた凄さに改めて驚きました。
実は撮影禁止だったのですが、知らずにシャッターを切ってしまいました。
ここを知ったら、Vicenza検定2級くらいいけるかしら、、、。(そんなものがあればですが、、)
今日明日は、広場では植木市が開かれています。
こちらでは、藤の花が満開。また午後にでも、ゆっくり植物を眺めにこようかな。
ラベル:イタリア 旅 ローマ時代