2011年04月21日

Bassano 春の水面

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かなり前になりますが、ヴェネチアの大学に通っていた頃、私はここBassano del Grappaに住んでいました。
グラッパ山を臨み、ブレンダ川が流れるとても美しい街です。
有名なのが、このパラディオ設計の木造の橋。  


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建築をやっている友人のひとりが、この屋根のある橋を見て「湯治場のようだ」と言いましたが、いえいえ、屋根と欄干に切り取られた風景は、素晴らしくピクチャレスク。何度渡っても、美しい橋です。


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今は川の水量がかなり少ないようですね。近くで見ると、木造の構造がよくわかります。


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この橋は、何度も再建されています。川縁の建物には、第1次大戦の銃弾の痕がくっきりと、、、。


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この橋の袂には、Nardiniというグラッパの造り酒屋があって、ここでも楽しむことができます。
窓から、夕暮れのブレンダ川を眺めながら。


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こんな素敵な本屋さんを見つけました。以前はこのあたりに文房具店があったのですが、、。
とても魅力的に改修されています。
日本にも待ち合わせをしたくなるような、チャーミングな本屋さんが欲しいですね。


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こちらは私のお気に入りの市立美術館。教会付属の修道院だったところです。この中庭のスケール感がなんとも心地いいんです。図書館もあり、昔はよく利用しました。


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塀の中には役場があります。ガーデニングショーのようなことをやっていて、この壁面緑化はそのプレゼンテーションのひとつのようです。こちらの古い城壁は野性的に緑化されていることが多いのですが、これはこれでいい感じですね。
公共のシェア自転車も始まったようです。


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夜は、お気に入りのレストランOttoneで食事。友人が訪ねて来た時や特別な日によくここに来ました。
創業は1870年。インテリアもなかなかいい感じでしょう。
実は、ここで見つけたインゴマウラーのペンダント照明がとても気に入って、その後「南葉山の家」で使うことにしたんです。
天井の美しさをそのままに、ワイヤーが空間を邪魔しません。

お料理も、変わらず大変美味でした。

しばらくぶりで訪れても、変わらぬ姿で迎えてくれる街。
しっかとしたアイデンティティがあり、歴史に誇りをもっている。

私たちは、まだまだ学ぶことがありそうです。


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posted by mikihayashi at 07:03| Comment(0) | TrackBack(0) | いたりあの日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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