これは?
皆さんご存知の、早稲田大学大隈講堂です。
化粧直しをしたのでしょう、外壁が新品のようです。
昨日は、若松町から戸山公園を抜け、早稲田まで街歩きをしてきました。
歩いた歩数は1万2000歩!
目的は??
実は新宿区若松町で、築50年の住宅をシェアハウスに改修するプロジェクトに関わっています。
今回は、プロジェクトの関係者や友人たちと、「若松町再発見!」のお散歩ワークショップをおこないました。
そう、どんなシェアハウスにするのか、そのヒントを探すためです。
あまりに盛りだくさんだったので、ほんの少しだけ、報告します。
まずは、若松町の商店街を古地図を持ってあるきました。
新宿区は、昔の町名が残っていて、その場所が過去にどうだったのかがわかるのが興味深いです。
若松町は、松の栽培をして、お上に献上していたそうです。
昭和18年の地図にある酒屋さんを発見。
ちょっとお邪魔して、御主人からお話をうかがいました。
おじいさまの代に、どうやら始められたようで、井筒屋という商号は、山梨地方にあったのをちょいと拝借したとか、、。
話が弾んで、若松町商店街で一日過ごしてしまいそうな勢いでした。
こちらは、東京タワーの設計者でもある内藤多仲博士記念館。
早稲田大学総務部が管理しており、内部の見学には許可が必要なため、今回は断念しましたが、ぜひ見たい近代建築です。
こちらは、有名な「小笠原伯爵邸」です。現在はスペイン料理のレストラン。ウェディングにもよく使われています。
戸山公園でお昼にしました。
ここが、全てお屋敷の庭だったんですよね。その後の様々な歴史を経て、現在の戸山ハイツとなったのですが、起伏のある、都内とは思えない豊かな緑に包まれています。
その後、早稲田へ。
この扉のガラスに大隈講堂が映り込んでいます。
この建物は、早大教授だった今井兼次氏設計の旧図書館(現会津八一記念博物館)です。
私の父が学生の頃は、図書館としていつも利用していたそうです。
エントランスの丸柱は、左官仕事でできています。この柱には、語り継がれるエピソードがあるようですが、それは別の機会に、、、。
若松町を火事から守るのが「八兵衛稲荷神社」。
八兵衛さんが過失から火事を出し、それを悔やんで毎晩、火の用心の見回りをし、それ以来火事が無くなったとか。
若松町は歴史もあり、商店もあり、学校も病院も、そして広ーい公園にも近い、魅力あふれる場所であることは、確認できました。
今、話題のシェアハウスですが、本当に快適な生活のためには、「家」だけでなくどうやら「街」もシェアする必要がありそうです。
このプロジェクトでは、「若松町を街ごとシェアしちゃう」ってな感じで、チームで知恵を出し合いながら、地域とつながる住まい方を提案できたらいいなあ、と思います。
(内藤多仲博士記念館を守る猫)
追伸:近々若松町プロジェクトのブログをたちあげる予定です。またお知らせいたします。
ラベル:シェアハウス 若松町 街歩き