引渡の終った葉山一色の家。
実はすべてが問題なく終ったわけではありません。
寝室の掃き出し窓につく、格子戸。お施主さんからダメ出しが、、、、。
今日は、建具屋さんの作業場で、修正するか、作り直すかの打合せ。
杢正新井さんの作業場は、入間にあるので、私の事務所からも45キロ程。
都内でお仕事されているお施主さんご夫婦は、今日はちょっと早めに仕事を切り上げ、夕刻から打合せ。
縦を強調し、上下の框を無くした、つくり方にも冒険した格子戸だったのですが、、、。
横桟が目立ち過ぎ、格子がごつすぎ、間隔が空き過ぎの3点が問題に。
いくつかの案を棟梁、建具屋さん、私で提案し、最終的には細い縦を2本追加することで、お施主さんのOKを頂きました。
作り直しにはならず、しかもよりチャーミングな建具になりそうです。
作業場には、私の好奇心をそそるものがいろいろ。
これは、新井さんの先代が使ってらしたというキャスター付き作業台。天板と引き出しに目が釘付けに、、、。
その後、材料置き場を見せてもらいました。
素性の良い板達が、整然と積んであります。
棟梁も、ついつい笑みがこぼれてますね。材料を見ると、これをどうやって活かしてやろうか、、て気持ちが高まるのかしら。
帰りがけに、新井さんにクロモジの枝をいただきました。
刻んでお茶にすると、ミントティーのような感じなんですって。
早速、あしたやってみます。
追記:建具屋さんに行きながら、新井さんの写真を撮らずに帰ってきてしまいました、、。(ゴメンナサイ、アライサン)
建具博士、新井さんの肖像はこちら。
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