2011年08月20日

飯能、西川材の材木屋さんへ、、

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金曜日は関東地方、お天気は荒れ模様でした。
豪雨の中、用事があって飯能方面へ。帰りに、西川材で有名な「岡部材木店」さんにお邪魔しました。

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裏山には白く靄がかかって、母屋の瓦が濡れ色に輝いています。

ここ、岡部材木店の女将である岡部知子さんは、木の家作りの仲間の間では、知らない人はいない有名人。
私も最近やっとお近づきになったところですが、とにかくすごい勉強家。木の建築塾なども主催している、活動的な女性です。

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この日は、息子さんの真人(まこと)さんが、作業場を案内して下さいました。
お母様に負けない、素晴らしい笑顔の持ち主です。
10年程大工の修行をして、実家に最近戻られたばかりとのこと。


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これが、西川材で定評のある「さわら」です。
耐水性は、桧以上とか。
素直な木目ですね。
右側は、「さわら」の原木。太いので樹齢50年くらいとのこと。

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岡部材木店は基本的にはすべて「天然乾燥材」だそうです。なので、こんな風に、様々な材料が高く積み上げられ、すっかり灰色になっています。話を伺うと、近隣の杉桧、さわらの他にも、欅、桜、松などかなり樹種は豊富です。
どうでしょう、木の力、感じませんか?


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お隣の、多摩産材もありました。
青梅と飯能は、山続き。東京か埼玉か違いはあっても、本当にご近所です。


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長もの、径の大きいものの他に,こんな特殊な材料もかなりストックされています。

真人さんと話をしながらも、ここの材木屋さんは、合理的に材料を供給するというよりは、作り手の為に、材木を用意してくれているんだと感じました。個性的な木の家づくりをしている仲間達が、材料を見ながら想像力を膨らませることが出来る、そんな空間です。

なるほど、木の家づくりの仲間達に評判なのも納得。

この日、ヒマラヤ杉の板を初めて見ました。
杉と呼ばれながらも、実は「松」の仲間だそうです。とても、良い香りがします。
探したら、やっぱりアロマエッセンスにありました。



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事務室の外に置いてあったベンチ。
時間のたった木の素朴な美しさが、そこにありました。
奥深い、木の魅力。まだまだ、知らないことばかりですね。





posted by mikihayashi at 15:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 木の家のはなし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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