東北訪問2日目は、津波の被害を受けた沿岸部へ、、。
今回の木の家ネットの総会を、中心になってまとめてくださったササキ設計の佐々木文彦さんのご自宅があった石巻市北上町へと向かいました。自ら被災されながら復興のために現地で尽力されている方です。
道中、私たちの目前にその津波被害の大きさをつたえるRC造、木造、鉄骨造の建物が現れ、皆息をのみました、、、。
穏やかで風光明媚なこの場所で起こった悪夢をいやおうなくも思い出させられました。
この日は、午前中に木の家ネットの総会+αがありました。(総会の様子は、また後でアップします)
会場は、佐々木さんたちが避難生活を送った、相川子育て支援センター。
その時の様子等を、自治会長の鈴木学さんと共にお話くださいました。
佐々木さんはお仕事で自宅を離れており、ご家族は避難されて無事でしたが、自宅と事務所は津波に完全に流されました。
ここが佐々木さんの自宅兼事務所の跡です。
1階の事務所はRCなのでどうにかかたちは残っていますが、2階3階は全く跡形もありません。
現在は、NPOに貸しているとのことですが、今後再建するかどうかは思案中とのこと。
水に浸かった書類を一部乾かし、少し復旧したとのことですが、パソコンに入っていたデータは全て失われてしまいました。
トンネルの方へ抜けて行った、津波の勢いの凄まじさ、、、。
石巻市は、仮設住宅等が整備されたとのことで、避難所が全て閉鎖されたそうです。(10月11日のニュースより)
地域の復興には、まだまだ時間がかかるのは確実で、その間をプレファブの仮設住宅で過ごすのはあまりにも過酷すぎます。
これは、工学院大学の後藤治先生が中心となって提案した、復興住宅です。
現在11棟が建設中。平屋と2階建てで、当面は賃貸とし、数年後には買い取りができるようなしくみを考えているとのことです。
こういった、長期的に住むことができ、今までのコミュニティを継続できるような「復興住宅」のプロジェクトが進むことを望むばかり。
総会の2日間は盛りだくさんで、まだまだ報告したいことがありますが、つづきはまた次回、、、。