お世話になっていた都内の材木屋さんが、今月末で店じまいするとの連絡をもらいました。
一度、顔を出したいと思っていたところ、きょうはいつもお願いしている大工さんたちが片付けに入っていると聞き、訪ねて行きました。
置いてあった道具を引き上げ、もう使えないような端材を処分するため車に積んでいる大工さん達。
創業から65年という材木店。
いつも、ここにくると、昭和の空気を感じます。
なんか、時間が止まっているような、、。
お茶の時間は、ここが休憩場所。
ずっとずっと昔から、職人さん達がここで、お茶の時間に煙草をくゆらしながら、談笑してきたのですね。
壁や天井は、すっかり「飴色」になっています。
地デジに対応していないテレビ。もちろん、映らず、インテリア化しています。
とっても、貴重な写真を見せて頂きました。
創業者である、今の社長のお父様。戦後、30代での起業だそうです。
若くも風格を感じます。すごいなあ。
まだまだ、よさげな材料が沢山立て掛けられたまま。
使えるものは、出来るだけ使ってあげたいなあ。
都倉棟梁と、カウンターに使えそうな桧の皮付きを選び出しました。
今やっている現場で使えたら、、と思っています。
将来、そのカウンターを見るたびに、きっとこの材木屋さんのことも思い出しますね。
こういう町場の材木屋さんが無くなってしまうのは、本当に残念、、、。