旧盆で静かな東京。
今日は、「職人がつくる木の家ネット」が企画した『夏の温熱調査』のために、石神井の家を訪ねました。
あいにくの雨。気温はやや低めですが、蒸し暑さを感じます。
アプローチは緑のトンネルをくぐるようです。今年は3年目の夏ですが、植栽がしっかり根付いています。
北側の勝手口の外側には、フェンスに蔓ものを植えていらっしゃいます。ちょっとした目隠しになっています。
石神井の家は南側に隣家が迫っているのですが、東、西、北は開けた角地にあります。
敷地条件により西庭をとったのですが、ベランダを設け、軒を出し、植栽や簾で西日を防いでいます。
1階の居間から庭をみるとこんな感じ、緑が室内に映り込みます。
植栽のなかった1年目の夏は暑かったそうですが、昨年はゴーヤの緑のカーテンで日影をつくり、今年はカエデが成長したので、十分西日を防いでくれているそうです。
私も、居間でしばらく過ごさせて頂きましたが、なかなか快適でした。
温湿度ロガー(自動的に計測して記録する温湿度計)を居間と寝室、そして外部の3箇所におかせて頂きました。
ちなみに、室内温度は28℃前後、湿度は60%台で、室内の壁や床,天井の表面温度も28℃。
夏場は24時間、どこかの窓は開けて風を通してお過ごしとのこと。
記録用紙の書き方を丁寧に読んでくださっているご主人。
温熱調査に快くご協力いただき、本当にありがとうございます。
きっと、ご自宅の温熱特性を理解されて、住まい方の工夫にもつながることでしょう。
私も,しっかり結果を見極めて、今後に活かしたいと思います。
ラベル:木の家 職人 手づくり 自然なくらし