9月16日に続いて、10月3日(土)にも「ココロとカラダと地球に優しい木と土の家のつくり方」のミニセミナーを開催しました。
この日も、友人知人から、ポスターを見ていらした若夫婦など、Studio PRANAが大賑わいになりました。
ちょっと気温が高めで、扇風機を出して来たりと大わらわ。
まずは私が土壁や左官仕事の現場の様子をお話しました。
後半は、左官の江原さんが、塗り見本と材料等を見せながら、様々な左官仕上げについて説明してくれました。
同じ土壁でも、土の色や苆の大きさなどで様々な表情になります。
例えば、向かって右側の土壁は、荒壁土の成分を混ぜ合わせたもの。時間がたつと酵素の働きで灰色がかった、侘び壁に変色するそうです。
江原さんが土壁や荒壁に使っているワラスサは、なんと無農薬!
カモを育てている田んぼの稲藁を使っているそうです。
この上品なグレーの仕上げも、自然な土の色。
浅葱色というのは、ネギの白から緑に変りかける部分、その微妙な色をさすそうです。
同じ浅葱土といっても、取れる場所によって随分違うようです。
この微妙な色土を混ぜ合わせて、何万通りもの土壁がつくれるんですね。
これはちょっと変った土壁。古びた感じを出すために、色玉を混ぜたりしているとか。
この他も漆喰や、土と漆喰を混ぜ合わせた半田、磨き上げた土壁である「大津壁」なども見せてもらいました。
皆さん、メモをとり、カメラを向けて、質問攻め。
短い時間でしたが、土壁の良さ、左官仕事の奥深さに触れて頂けたようです。
とても評判がよかったので、今後も、このミニセミナー続けようと思います。
次回は、棟梁に来てもらおうか、、と思案中。
乞うご期待!