2015年12月30日

箱根の休日 

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年末、小旅行に行ってきました。
今年は、夏休みも、誕生日も、結婚記念日も特別にイベントもせず過し、年末年始も東京で過すことになっていたのですが、ふと思い立ち、箱根まで足を伸ばしました。

一度は訪ねたかった村野藤吾氏設計の「ザ・プリンス箱根芦ノ湖(旧箱根プリンスホテル)」に一泊の旅です。


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レイクビューの部屋から見る、芦ノ湖の夕景は息を呑む美しさ。心を洗われます。



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竣工が1978年ということですから、37年も経っていることになります。
一部改修もされた様子ですが、洗面台がバスルームの外にあり、別途ルームとの間の引戸など、今でも実に素敵です。円形プランのため、各部屋が末広がりになっていて、外部への空間のひろがりを感じます。

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客室がドーナッツ状に配されて、中央部は中庭になっているわけですが、そこにエレベーターコアと階段が2つ飛び出しているわけですが、その丸みを帯びた階段室が独特なシークエンスをつくりだしています。



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客室に行く時に必ず通過するこのロビー。
目黒区役所などでもそうですが、人が通り抜ける場所が立ち止まる場所になる、この空間の密度といいましょうか、、


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宴会場に下りて行く階段ひとつとっても、物語が生まれそう。



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メインダイニングの「トリアノン」
順番待ちの間、ずっと眺めていても飽きません。
あまり歩き回らないように、気をつけつつ、、


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しかし、この人面の照明はすごい。
一歩間違うと、おどろおどろしくなりそうですが、、、



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バルコニー脇にある、スチールの柱は構造的にも効いているのかどうか、、
しかし、その柱の太さが実に巧妙に周囲の木々の幹とあっていて、森の続きのような意匠となっていることを発見。
匠ですね、さすがです。




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2日目は曇り空のため、富士山は臨めませんでした。(ちょっと残念、、)

しかしながら、村野藤吾ワールドを満喫することができました。

さあ、あと年末数日がんばろう!


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posted by mikihayashi at 09:53| Comment(1) | TrackBack(0) | 旅人目線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
林さん素晴らしいお正月ですね。村野先生のこのホテルの最初の時にお仕事させていただきました。村野先生は日本橋高島屋の昭和27年の改装の時に最初に設計された高橋貞太郎先生を顧問にお二人で設計されたのですね❗そうして後に重要文化財と成りました。長々と申し訳ございませんでした。




Posted by 立石博巳 at 2016年01月04日 16:25
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