
暗がりで、少々不安そうな、ぐら。
それもそのはず、改修工事の間、実家に引越させられ、慣れない場所で落ち着かない様子。
何回か、預かってもらっているのですが、いつもダメなんですね、これが。
押入の戸を自分で開けて、ずっと隠れっぱなし。さすがに3週間程経って、呼べば出てくる様になり、父には警戒しなくなりましたが。

更に大変だったのが寅次郎。
私が呼んでも、知らん顔。そばに近づけば隠れるか、威嚇するか。
手を出そうものなら、爪を立てて引っ掻き、更に激しく「シャー!!」
そもそも、家から連れ出す時が大変でした。マンションの廊下をキャリーで運ぶ間中、大声で泣き叫び、ご近所さんが虐待ではないかと心配して出てくる始末。
結局、工事が終ってもなかなか捕獲できずにおりました。しかし両親に早く連れて帰ってとせがまれ、ある日アシスタントのテルちゃんに協力を頼み(うちのアシスタントはこんなことまでしないとなりません)、二人とも手袋をし和室に追い込んで、格闘の末捕獲成功。
全く、手のかかるヤツ、です。
一足先に帰ったぐらは、大満足でありました。
帰宅直後は、おしゃべりしまくり、というか、うれしそうに鼻歌まじりで家中歩き回っておりました。
しかも、トラジがいないから、全て独占、我が物顔。
私にも、甘えて、まとわりつくこと、大変。
ま、やっぱり我が家が一番ってことね。
その後、強制送還させられた寅次郎も、家に帰った途端、以前の甘ったれ坊主に戻りました。
威嚇しまくる恐ろしい猫は何だったんでしょうね。
多重性格なのか、、
それでもって、ぐらが私の膝に乗っていると、「やだやだ、ぼくが乗る!!」といってぐらを追い払ったり、とにかくワガママ全開でして、ぐら兄貴にちょいと「うっとうしいヤツ」と思われたようでした。
だから、もっと早く帰ればよかったでしょ、トラジ。
ま、とにかく、無事帰宅完了いたしました。
そして、
本棚がきたらと、自分たちの居場所だと思ったようで、いつもこの状態。
まあ、一応こちらも想定はしてましたが、CDの間にまで入り込むとはね。
やはり、暖かくて杉の質感は気持ちいいのでしょう。
お昼寝場所に活用されております。
帰宅直後はギスギスしていたぐらと寅次郎の関係も、以前のほどよい仲良しに回復しました。
めでたし、めでたし。
ということで、次回は私たち(人間)の仮住まいの様子、報告します。