今回、トスカーナに小旅行したのは、友人と会うためでした。
ローマ郊外に住む、旧来の友人、朋子さんと「久しぶりに会いたいね、じゃあ、双方の中間地点のフィレンツェ あたりではどう?」ということになり、、、
彼女は、イタリアから骨董品を日本向けにネット販売する仕事をしています。そんな彼女が、毎月必ず行くのが Arezzoの骨董市。規模といい、イタリアでも大変有名とのこと。私も、一緒にのぞいてみることにしたんです。
Arezzoも丘の上にある小さな都市で、鉄道の駅からこんな坂道を登って行くと旧市街に出ます。
ここはPiazza Grande(大広場)と呼ばれています。先に載せたロッジアもこの広場に面しています。
メインストリートから広場まで、骨董品の出店で一杯!
友人の朋子さんに言わせると、新年早々で祝日のため、お店もお客さんもかなり少ないとのことですが、、、
普段、骨董にさほど情熱を持っていない私ですが、これじっくり見たら掘り出しモノありそうです。
建築に使えそうなモノに、ついつい目がいきますが、、、
これはなんの道具でしょうか?オブジェとしても魅力的ですが。
どんよりしたお天気続きだったフィレンツェ 滞在だったので、雲の間から青空がのぞいたら、なんかとっても得した気持ちになりました。
大都会の喧騒から抜け出して、Arezzoの静けさがなんとも嬉しくて、、、
石畳に小鳥のさえずりが響きわたり、まるで地上の楽園のよう。
私の住みたいイタリアの街は、こんな場所かも。
この小さなカンパーナの音が聞きたかったなあ。
Arezzoといえば、ピエロ デラ フランチェスカのフレスコ画も有名です。
もちろん、私もしっかり鑑賞。
1月6日はEpifaniaで祝日でした。
この日は、Befanaという魔法使いのようなお婆さんが、子供達にお菓子を配ると言われています。
良い子には、美味しいお菓子。悪い子には石炭。
とはいえ、石炭のお菓子があって、結局みんなが甘いお菓子をもらうそうな。
街角でBefanaに扮した人に遭遇しました。それに、お菓子屋さんのショーケースには石炭(菓子)も。
あっという間ですね、旅の時間って。