新木場でのセミナーついでに、ずっと見学したいと思っていた木材会館に寄りました。
なんと、竣工してから9年目になるそうです。時間の経つのは早い!
公園に面した西側が、彫りの深いファサードとなっていて、テラスが日射遮蔽としても機能しているんですが、コンポジションとしてもとても美しくよく考えられているなあと感心させられます。
木部は少しグレーがかってきていて、コンクリート色に近づきつつあります。
1階のギャラリーと呼ばれているスペース。
色々なイベントに活用できそうな空間ですね。舞踊やダンスなどにも良さそうです。
角材をランダムに組み合わせた壁面は、裏側に吸音材が入っていて、場所によっては開くようになっています。
エントランス脇の階段も繊細で魅力的。
この部分も、パフォーマンスの舞台として使えそうです。
役員会議室もちらっと拝見させていただきました。
壁面の罪種を使い分け、会議テーブルのトップも無垢だそうです。
中央部分の折り上げが、やたらと高いのには理由があるんですね。
これが火災時の煙だまりとなるように考えられているそうです。「避難安全圏商法」によって木材の内装での制限を外しているとのこと。
7階の大ホールは残念ながら使用中で外からちらりとしか見ることができませんでした。
大ホールは広い屋上に出られるようになっているんですね。
さすがに、屋上のデッキ材は既に1回貼り替えをしたそうです。
1階には、和室もあり、意外と会議などでも利用する人がいるらしいです。
近所であったら、私も借りたいところですが、、、
小間のモダンなお茶室もあります。
お茶事にはやや使いにくそうですが、一服しながら商談なんていうのもいいですね。
木材会館のHPはとても充実していて、工事中の情報まで見ることができます。
http://www.mokuzai-tonya.jp/mokuzaikaikan/index.html
木材の可能性を具現化した、優れた建築であると思いました。
次は、何か機会を作って是非とも利用したいものです。