昨年からご相談を受けていた、葉山一色の家の外構工事が概ね終わりました。
といっても、建主さんがすっかりガーデニングにはまってしまい、今も日々姿を変えているようです。
昨日はあいにくの曇り空で、明るい写真が取れなくて残念。
梅雨が明けたら、また改めて伺いたいものです。
外構のデザインは正木覚さんにお願いし、4月には寄居の中央園芸さんに庭木を選びに行きました。
株立ちの姿の良いものを選んだのですが、見ているとあれもこれもとかなり本数が増えてしまいました。
さて、大丈夫でしょうか?
実は、ここの敷地の外構の一番の問題は排水でした。
東側の敷地がかなり高くなっており、また粘土質という土の性質上非常に水はけが悪いのです。
雨上がりは池になってしまうほど。
ところが、ここにはサワガニの生息していたんですよ。
そんな生態をいかしつつ、水の流れをつくりましょうというのが正木さんの提案でした。
なので、とにかく水の道つくりから始まりました。
庭師なのか土木屋さんなのか、、というような仕事ぶり。
敷地からの水抜き用に、排水口も開けました。
こちらが外構工事前。
こちらは高木を植えた直後の様子。
排水路を作った東側にもヒメシャラやミツバツツジなどを植え、いまはこんなに茂っています。
室内からの風景も一変しました。こちらはバスルーム。
こちらは寝室の窓。季節で変わる絵画のようですね。
コロナ禍でご夫婦共に在宅勤務とのことですが、ここならオフィスよりも気持ちよくお仕事ができること確実です。
特にご主人は、今はかなり庭造りにのめり込まれているとのこと。
ツリーハウスの計画もあるとか、、、
アプローチに使った大谷石はグリーンがかった珍しいものでした。
今回の外構工事は単なる「園芸」的なものではなくて、健康な土壌をつくって、そこに植物や生態を生かそうというもの。
正木さんオススメの本だそうで、私も早速購入しました。
身体の中から健康になるように、土を健全にしてあげるというのは理にかなっています。
それによって、植物も強くなっていくそうです。
今年もレモンが沢山なっています。
なぜか、レモンの木の周りの土がとてもいい状態に、自然になっていたそうです。
葉山という気候も合うのでしょうね。
色づくのが楽しみですね。