2018年01月14日

アレッツォ(Arezzo)の骨董市

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今回、トスカーナに小旅行したのは、友人と会うためでした。
ローマ郊外に住む、旧来の友人、朋子さんと「久しぶりに会いたいね、じゃあ、双方の中間地点のフィレンツェ あたりではどう?」ということになり、、、
彼女は、イタリアから骨董品を日本向けにネット販売する仕事をしています。そんな彼女が、毎月必ず行くのが Arezzoの骨董市。規模といい、イタリアでも大変有名とのこと。私も、一緒にのぞいてみることにしたんです。


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Arezzoも丘の上にある小さな都市で、鉄道の駅からこんな坂道を登って行くと旧市街に出ます。



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ここはPiazza Grande(大広場)と呼ばれています。先に載せたロッジアもこの広場に面しています。
メインストリートから広場まで、骨董品の出店で一杯!
友人の朋子さんに言わせると、新年早々で祝日のため、お店もお客さんもかなり少ないとのことですが、、、



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普段、骨董にさほど情熱を持っていない私ですが、これじっくり見たら掘り出しモノありそうです。


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建築に使えそうなモノに、ついつい目がいきますが、、、


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これはなんの道具でしょうか?オブジェとしても魅力的ですが。


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どんよりしたお天気続きだったフィレンツェ 滞在だったので、雲の間から青空がのぞいたら、なんかとっても得した気持ちになりました。



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大都会の喧騒から抜け出して、Arezzoの静けさがなんとも嬉しくて、、、
石畳に小鳥のさえずりが響きわたり、まるで地上の楽園のよう。
私の住みたいイタリアの街は、こんな場所かも。


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この小さなカンパーナの音が聞きたかったなあ。



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Arezzoといえば、ピエロ デラ フランチェスカのフレスコ画も有名です。
もちろん、私もしっかり鑑賞。



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1月6日はEpifaniaで祝日でした。
この日は、Befanaという魔法使いのようなお婆さんが、子供達にお菓子を配ると言われています。
良い子には、美味しいお菓子。悪い子には石炭。
とはいえ、石炭のお菓子があって、結局みんなが甘いお菓子をもらうそうな。

街角でBefanaに扮した人に遭遇しました。それに、お菓子屋さんのショーケースには石炭(菓子)も。

あっという間ですね、旅の時間って。





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2018年01月08日

フィレンツェ の今

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20年ぶりくらいでやってきた、花の都フィレンツェ 。
ルネッサンスの復習をさらりとしながら来たのですが、見るべきものが多すぎて、どこから回って良いのやら。
まずは大聖堂から。


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白、緑、赤の大理石装飾にまずは圧倒されますね。
クーポラに上るには予約が必要で、来週初めまで一杯とのことで諦め、ジョットーが設計したと言われている鐘楼に登りました。


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今回は、少々お高いけども美術館など72箇所が回れるというフィレンツェ カードを購入してみました。
おかげで、長い列に並ばず、優先レーンから入場できました。


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ミケランジェロのラウエンティアーナ図書館は、何度言っても圧巻です。


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階段一つにどれほどの時間をかけ、造形を完成したのでしょう。


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ウフィツィ美術館は、流石に少々並びましたが、中に入れば、人気の絵もゆったりと鑑賞できました。

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こちらは私のお気に入りのフィリッポリッピのマドンナ。


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サンタマリアノヴェッラ教会のファサードは、やはりとりわけエレガントな印象。
正面のpiazzaからの引きもあり、写真映えがしますね。


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以前行った時には、教会のエントランスに売店があってティザナ(ハーブティ)を買った記憶があるのですが、そんなものは一切なく、教会付属の薬局は別の所にお店を構えています。
今や有名になってしまった「サンタマリアノヴェッラ薬局」の本店は、高級香水店のような構え。
お値段もよろしく、買い物客は日本人や中国人ばかりでありました。
ハーブティなど売っておらず、薬草のサプリメントの売り場のみ。石鹸とポプリを買って、そそくさ退散しました。


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歩き回ってお腹が空いてしまい、ウフィツィ美術館近くの小さな食品店に飛び込みました。
トスカーナ訛りの気さくなおやじさんが、一人でやっています。
美味しいパニーニをほうばっていると、近所の人が立ち寄っては、話し込んだり、他のお客に話しかけたり。
フィレンツェの日常を垣間見た感じです。

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お腹いっぱいになりましたよ、パニーニだけで。


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今回のフィレンツェの印象は、お天気が悪かったせいもあるかもしれませんが、正直イマイチでした。
私自身がちょっと変わって来た(年を取った?)のかもしれません。

駅前が道路工事中で大混乱でした。路面電車の線路を撤去中のようです。
これからの持続可能な街としては、逆に路面電車の方がエコロジカルなのではないかと思うのですが。


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とにかく、路上駐車が多く、細くなった道を車やバイクが通り抜けていきます。
歴史的街区も、一般車の侵入を制限しているとはいえ、タクシー、搬入車、緊急車両、清掃車などがどんどん入って来て、実に歩きにくいのです。

これだけの文化遺産を抱えた世界的観光都市なのだから、自動車、バイクなどの対策をもう少し徹底して、より魅力的な街へと変わって行って欲しいものです。





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2018年01月04日

新春 2018 Felicissimo Anno Nuovo!

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新年明けましておめでとうございます。
昨年は、多くの方々との新しい出会い、新たな仕事の機会にも恵まれました。本当にありがとうございます。
本年も、引き続き一つ一つ丁寧に仕事をしていきたいと思っています。

私はというと、夫の実家で新年を迎えています。
こちらは元旦のみが休日で、人によっては2日から仕事だそうで、もう普通の活気が戻っています。

写真は昔暮らしていたことのあるBassano del Grappa。
パラディオが設計したと言われている木造の橋が有名ですね。


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穏やかな流れを受け入れながら、ゆっくり遡って前へと泳ぐ水鳥。
今年はこんな感じでいきたいものです。


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お気に入りのレストランOttoneでランチ。
今も変わらずエレガントなお店です。


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最近気になるのが、天井。
こう行った歴史的建築の空調設備はどう収めるんだろうと。
日本だと天井はあれこれ必要なものに占領されて、デザインどころじゃないので。
眺め回して見ましたが、吹き出しかリターンらしきものはここしかありませんでした。


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何度来ても、やっぱりこの街は好きです。


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今日は、初走りもしました。
こちらはVicenzaの旧市街。朝は霜で真っ白。
気ままに走って、もう20年以上連絡を取っていなかった知り合いの家具工房の前に出たので、思い切ってベルを鳴らして見ました。
家具修復職人のマリオさんが、ちょっとびっくりしながら懐かしそうにドアを開けてくれました。
パートナーのルチアさんが入院中とのことで、とても心配そうでした。
無沙汰を詫び、再会の約束をして別れました。


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今年も、力まず、焦らず、静かに前に進もうと思っています。
あの水鳥のように。



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2017年01月08日

Palladioを見ないでは帰れない!? 

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Vicenzaに戻り、残りわずかの日程は、お土産探しで日が暮れる、、

とはいえ、せっかく来たのだから、今一度パラディオのロトンダを見に行くことにしました。
冬季は内部の公開をしていないので、残念ながら外からだけの見学です。


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キッチンなどは一階部分にあったそうですが、天井が実に低いんですね。


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小高い丘の上の最高の立地。
今も、このVillaからはこんな風景が臨めます。


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いつも、長旅には1冊本を持って出るのですが、今回の旅のお供はこちら。
パラディオの研究者である渡辺真弓氏が一般向けに書いた本で、豆知識や逸話がちりばめられていて楽しめました。

これを読んだので、やっぱり見ておかないという気になったわけでして、、(笑)


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話しは変わりますが、今回Vicenzaで見つけた小さな鉄の橋を紹介しておきます。


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ランニング途中で偶然発見。もちろん、すぐに渡ってみました。


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こちらは、トリエステの運河にかかっていた新しい橋。
ガラスの手摺が風景を邪魔せず、橋桁を支えている部分の意匠もなかなかいいですね。


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そろそろ、後ろ髪を引かれつつ、Vicenzaを後にします。
もちろん、また来ますけども、、ね。


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2017年01月07日

歴史的カフェを訪ねて 〜トリエステの旅2〜

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トリエステに着いたのが正午過ぎ、まずは腹ごしらえとむかったのは有名なカフェ Caffè Tommaseo。
1830年創業、カフェといっても実はおしゃれなレストランです。文化人が集ったという、とても上品な空間。
でも、常連のおじさまたちがバーで昼から一杯やってたり、、、


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港町ですから、やはり海の幸をいただきましょう。
ムール貝は、季節柄か粒が小さかったけども、、


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実は2日目のお昼もここに来てしまいました。(笑)
前菜の盛り合わせは最高でしたよ。とても上品な味付けで。酢〆の鯛は特に美味。


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初日に頂いた、手長海老のリゾット。
オレンジが添えてあります。
これ、日本の食材でもいけそうです。
「伊勢エビのリゾット ゆず風味」とかどうかしら。


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2日目は牛ヒレ肉のグリーンペッパーソース(夫) と マグロのごまステーキ(私)。
美味しいけど量が多いので、、、。1/3くらいで十分ですね、私には。


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お腹が一杯のはずが、デザートの誘惑に負けました。(笑)


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街のあちらこちらに、”Buffet"という文字を見かけます。
ビュッフェといっても、立ち食いなわけでも、食べ放題なわけでもないようです。
郷土料理(どちらかというとドイツ風の)を提供する大衆食堂のようなところをトリエステではこう呼ぶらしいのです。

行ってみようと思ったのですが、トラベルガイドに載っている店は、予約で一杯。それにどうも観光ズレしているような気がして、今回はパス。


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もう一カ所、こちらも有名なカフェ”Caffe San Marco”1914年創業。
ここにも物書きやアーティストが集まったそうですが、今はおしゃれなブックカフェでもあります。



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グラスで頂く、エスプレッソ。


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天井の装飾が独特ですね。何の植物でしょうか?


美味しいカフェと楽しいおしゃべり。
トリエステの休日は、あっという間に過ぎてしまいます。


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La Bora(季節風ボラ)に会いに、、〜トリエステの旅1〜

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輝く海が見えてきました。

海岸線をしばらく走って、イタリアの東の端っこの街、トリエステにやってきました。


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私たちを運んでくれたのは、こちらの特急、Freccharossa。
2時間半の旅ですが、スーパーエコノミーでなんと15ユーロ(1800円強.通常は3600円)。
日本の鉄道が如何に高いか、、、


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東側をスロベニアに囲まれた港の街、トリエステ。
オーストリアハンガリーの影響が色濃く、文化的にもドイツ語圏の雰囲気があります。


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運河があったり、、、


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ヨットハーバーがあったり、、、



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中心部の広場(Piazza del'unita d'italia)は、海に向かって大きくひらいています。


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有名なカフェがあったり、、、


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夜景は本当に見事です。
あまりの美しさに息を呑むほど、、、

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丁寧なライトアップにセンスを感じます。


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海を臨む丘の上に、14世紀の初めに建てられた、San Giusto教会があります。
ロマネスクスタイルで大きな薔薇窓が特徴的。


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内部はビザンチンの影響を感じますね。金色のモザイクや、アーチの形状に。


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屋根は木造のようです。


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エントランスのドアは、私好み!
質感を変えた材を組み合わせた、モダンなドアです。


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トリエステといえば、須賀敦子さんの「トリエステの坂道」という珠玉のエッセイがありますね。
そのなかで、強い季節風、北風ボラに吹き飛ばされない様に、坂道には手摺がついている、、という記述があります。

この日は、私も、しっかりボラの洗礼をうけました。
でも、ここに来たのだから、会えて良かった、Bolaさん。


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トリエステは文学の街とも言われています。

詩人のウンベルト・サバの生まれ故郷であり、ジェームズ・ジョイスはここでユリシーズを構想したと言われていて、お二人の銅像が街中に今にも歩き出しそうに立っています。


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旧市街は、歩行者の街となっていて、街路にはカフェのテーブルが並んでいます。
歩きやすくて、とっても清潔な街。


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なるほど、こうやって丁寧に掃除をしてくれているからなんですね。



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2017年01月04日

ヴィチェンツァの守護聖人 

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列柱が続く坂道を上り、Vicenzaの丘の教会へ。


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お参りの道は、こちらでも楽ではありません。昔は、馬車でも行けたのでしょうが、今車道は迂回する様になっています。


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今日、私が向かったのは、Vicenza旧市街の南の丘にある、モンテベリコ教会。
この街の人で知らない人はいない、守護聖人である聖母マリアさまの教会です。


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言い伝えによれば、ペストが蔓延していた1426年に聖母マリアが姿を現し、救いの手を差し伸べたことから、この丘に教会が建設されたそうです。

ですから、祭壇には美しいマリアさまの姿が置かれています。


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ドームからの柔らかな光と心地よい残響。
当時の人は、そんなことも計算済みだったのでしょうか?

Vicenzaでは9月8日の聖母マリア聖誕祭は祭日となっています。
実は、この日は私の誕生日でもあります。なんと光栄なこと!


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この丘陵には立派なお屋敷も多くあるのですが、私の好きな建築物のひとつがこれなんです。
何だと思いますか?

今は使われていませんが、鳩小屋です。
この小さな窓から、鳩たちが出たり入ったりしている姿を想像すると、楽しくなります。


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そうそう、今日はこちらで初めてのピザランチ。
夫にとっては、Soul food らしく、時々食べないと調子が出ないそうです。(笑)

ちょっと上品なPizzeriaだったので、生ハムが別皿で添えられてきました。

はい、普通に美味しかったですけども、今や日本のピッツァも美味しくなりましたからね。

よく食べて、よく歩いた一日でした。



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2017年01月02日

迎春  〜2017年はイタリアから〜

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新年あけましておめでとうございます。
2017年が皆様にとって穏やかな日々となりますように!


実は、私は3年ぶりにイタリアで新年を迎えました。

この鶏は、夫の実家の居間に昔から飾ってある絵なんですよ。

年末の雑務を終え(というか、終ってないのに終らしたことにして)出国。ベネチアの空港に付いたのが、夜の19時前。事前に調べたところ、通常は22時過ぎまであるVicenza行きの電車が、なぜか最終が20時前の特急しかないらしいとのことで、一泊してから帰路につくことにしました。

長旅で疲れるだろうと思い、今回は空港の近くに宿をとることに、、、


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空港から車で2分という近さ。しかも私にとっては、ちょっと魅力的なところがあるこちらのホテル。
http://www.anniaparkhotel.it

聞いてみると、やはりこの辺りの典型的な農家を修復したものでした。


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フロントには、修復前の写真が飾ってありました。



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ロッジアと呼ばれる屋根のかかった屋外部分は、農機具を置き、農作業に使う場所なのですが、
ちょっと優雅な半屋外空間となっています。



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レセプションのあるところは、ガラスで囲ってレストランとして使われています。


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特に写真を撮らなかったのですが、部屋は、シンプルで簡素。品の良いさっぱりしたインテリアでした。

バスルームも決して広くはありませんが、デザインは悪くありません。
私がいいなあと思ったのは、シャワールームの床です。
なんとホーローでした。これ、日本に入れて欲しいなあ。
帰国したら、ホーローの浴槽屋さんに作ってもらえないか、交渉してみようと本気で思っております。


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というわけで、ひたすらのんびり過す、私のイタリアでの休暇が始まりした。


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今年の街のイルミネーションは円盤が宙をまうデザイン。


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あっ 街路をおとぎの電車が走って来ましたよ!


皆さんも、お正月ゆっくりお過しください。


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P.S.
往路はスイス航空だったのですが、搭乗前にカウンターに呼ばれ、なぜかわかりませんが、ビジネスクラスにアップグレードされました。
やっぱり、脚が伸ばせて休めるって楽ですね〜。しかも食事はテーブルクロスが敷かれるし、、
思いがけない、お年玉を頂き、大喜びでした。

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2014年01月10日

Venetoの食卓

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今日は、こちらの食卓事情について少し、、、

Baccala alla Vicentina はVicenzaの代表的な郷土料理で、干しタラを時間をかけて戻し、ミルクとオリーブオイルで煮込んだもの。Vicenza人はしばらく食べない無性に懐かしくなる冬の代表的な家庭料理らしいです。

私が最初にVicenzaを訪問した時、行く先々、何処の家でもこれが出て来て、ちょっとばかり閉口したのを覚えています。トウモロコシの粉でつくった、そばがきみたいなPolentaと共に頂きます。

クリスマスから新年にかけての食卓にも、必ず登場するもの。
ただ、手間がかかるので、最近は家庭でつくる人は少ないようです。



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以前のブログにも載せましたが、今年も元旦はコンソメ仕立てのTorteliniを頂きました。
イタリアのお母さんに言わせると、元旦はこの食べ方じゃないとだめとのこと。
コンソメは、チキンと牛肉の固まりから取ったもの。
さっぱりしていて、胃腸にも優しい感じです。
でも、元旦はその後、がっつりお肉もいただきますが、、


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さて、先日はPadovaのオステリア(気楽なちょっと古めかしい食堂や居酒屋)での料理をアップしましたが、今日はVicenzaで食べたものを紹介します。

Bigoliという小麦のふすま入りの太いパスタもVenetoの郷土料理の代表です。
これは、イノシシとポルチーニのBigoli。
美味しかったですけど、なかなかのボリューム。

パスタやリゾットなどの最初の皿ですが、これでお腹いっぱいです。

そうそう、こちらの人は、必ずパスタの後お肉や魚を食べると思っている方が多いかもしれませんが、そんなことはないです。大抵、どちらかしか食べないです。コースで一通り食べるのは、クリスマスとか結婚式とか特別な場合くらいじゃないでしょうか。


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イタリア料理もやはり少しずつ進化しているようなので、見聞のため、最終日はまた別のレストランに足を運んでみました。

これは、ほうれん草のムース。前菜です。
こちらの家庭料理で食したことがありますが、それをちょっと洗練した感じ。


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ニョッキですが、変わったソースであえてあります。
Topinambur(トピナンブル)という初めて聞く食材なので調べると、日本語だと「キクイモ」と言うそうです。里芋と山芋の間の子みたいな代物でした。
なかなか、美味しい。これは多分里芋でも代用できそうです。

ニョッキもとろり柔らかくていい食感。なかなか、自分でつくると固めになってしまうのですが、さすがプロですね。


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ついつい、欲張ってDolceまで注文してしまいました。
リンゴのケーキの上にアーモンドをまぶしたgelatoがのっています。

リンゴのケーキはマリアおばあさんのレシピがあるので、これは作れそうです。

というわけで、イタリアの最終日は美味しいお昼を頂きました。
ですが、夕飯が食べれなかったのは言うまでもありません。

さてさて、長かったはずの休暇もあとひとつ寝ると終わり。

今度はいつ来れるかな。

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2014年01月06日

Epifania(エピファニア)、クリスマス休暇最後の日

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5日ぶりにお日様が姿を現しました。
連日の冷雨で、外に出るのもおっくうになってましたが、今日は快晴!
カラダも軽くなります。

日本では今日が仕事始めの方も多いのでしょうが、こちらは1月6日は祝日です。
Epifania (エピファニア)というのですが、辞書で調べると、日本語では公現祭というようですね。
教会によっても違うようですが、カトリックではイエスキリストを東方から3人の博士が訪ねた日、異邦人への顕現を記念する日となっているようです。

と、Basilicaの上を人が歩いているのを発見!


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2層目のロッジア(回廊)は展覧会などのときは上がることができます。
今も、イラストの展覧会を開催中。


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来ました、最上階!

私の知っている限り(20年間)ずっと修復中で、ここは公開されていませんでした。


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Basilicaの上から眺めた広場。
マーケットのテントが所狭しと並んでいます。


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あそこのテラスのある部屋、いいだろうなあ。窓からはいつもBasilicaが臨めるんですよ。


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珍しく記念写真。
私がスケール代わりです。


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そうそう、きょうはBefana(ベファーナ)という魔女のおばあさんが、良い子にはおいしいお菓子を、悪い子には炭を届けるといわれてます。とはいっても、炭みたいな甘いお菓子らしいですけどね。

クリスマスマーケットも今日が最終日。
明日からはこちらも日常にもどります。

私の休暇もあと数日。残りの日、お天気だといいなあ、、


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2014年01月05日

Padova の一日 

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あなたに会いたくて、Padova(パドヴァ)にやってきました、、、なんて、、

PadovaにはGiottoの壁画で有名な、「Cappella degli Scrovegni」があります。
以前にも何回か来たのですが、またあの群青の星空に浮かぶ天使たちに会いたくなりました。


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内部は撮影できない(多分)ので、印刷物の転写です。
もっと見たい方は、こちらから見て下さいね。


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以前は、遺跡が散在する公園の中に、ぽつりと佇む小さな礼拝堂でしたが、今回行ってぴっくり。
すっかり立派なミュージアムになっておりました。

Musei Civici Eremitani
http://www.padovanet.it/dettaglio.jsp?id=9194#.UskdpijmpEg
http://www.turismopadova.it/it/arte-e-cultura/musei


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しかも、前日までに予約が必要で、クレジットカードから入場料が引き落とされ、予約時間の30前に来る様にと言われました。(今の時期は混んでいるからかもしれません)

それもそのはず、定員制で20分間の見学となっていました。

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今日もあいにくの冷たい雨。
雨音を聞きながら、回廊を廻ります。


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こちらは新しく回廊が増築されている部分。
一見の価値有り。

考古学的美術品の展示としては、Verona のCastel Vecchioには遠く及びませんが、、、


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Padovaに来た目的は、もうひとつ、友人と会うことでした。
クリスマスシーズンが終わってお店のセールがスタートするこの土曜日、冷たい雨にもかかわらず、大勢の人で賑わっています。


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驚いたのは、普通は午前中しかやってない青空マーケットが夕方まで開いていたこと。


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この豊富で新鮮な野菜たちをみると、ついついテンションがあがってしまいます。


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Carciofi(アーティチョーク)の季節到来!
やはり、下ごしらえに手間がかかるので、すでに剥いてあるのも売っています。
なんか、日本のタケノコみたいです。


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Padovaの胃袋ともいえる、食材市場がアーケードの中にあるのですが、チーズもほら、こんなです。
Parmigianoは1キロ3ユーロくらい。(今、ユーロ高なので、450円くらいでしょうか)


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ついつい、生ハム1本買いたいな〜なんて思っちゃいそうです。


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この日は友人と夕飯を一緒に食べることに。
Venetoの郷土料理やさんに入りました。
私が注文したのは、ヴェネチア風のイカの煮込み、ポレンタ添え。


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友人は鳩のローストを頼みました。
ちょっと味見させてもらいましたが、プラムと栗でちょっと甘いソースがかかっており、なかなか美味でした!

そんな訳で、Padovaの一日を満喫。。。

大満足だったのですが、1時間に1本しかない帰りの電車が、なぜか運休。
結局1時間半ほど待ち、どうにか終電に乗れましたが。

この辺は、変わってないですね。ちょっと分けわからないイタリアらしさということで、勘弁してあげることにしましょう。








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2014年01月02日

イタリアからおめでとう!  Buon anno da Italia

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新年あけましておめでとうございます。

2013年、本当に時間が過ぎるのが早くて、着いて行くのがやっとでした。
皆さんにとっては、どんな一年でしたか?

年末、慌ただしく仕事を納めて、少しばかりゆっくり元旦を過しております。


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そう、実は2年ぶりにここに来ています。

来たらばやはり、まずはここ、Piazza dei signori に。
修復が終わって、美しいファサードが現れたBasilica.

こちらは、東京のようには変わらない、、と思っていましたが、旧市街中心部にある老舗がなくなっていたりして、ちょっとびっくりです。

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大好物のパネットーネ。
もちろん、この季節これを食べないと、、
昔より、甘さが控えめになっている様な気がします。


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クリスマスマーケットで、キャンドルライトだけのお店がありました。
2014年、今年はどこにどんな明かりを灯しましょうか。

この休暇に、じっくり今年のプランを暖めたいと思っています。

イタリア便り、まだまだ続きます、、、

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2011年12月31日

街がかがやく夜

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こちらに来た時は、下弦の月。
そして今は上弦の月。

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日が暮れると、昼間とはまた違った姿を見せてくれる、旧市街のライトアップ。
いつも前を通る教会も、とても幻想的です。

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クリスマスが過ぎても、来年の1月6日くらいまでは、街路のイルミネーションが華やかさを演出します。


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ちょっと、凝ったショーウインドーを発見。
メリーゴーランドのような、、。


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素敵な光のオブジェに誘われると、なにか高級な香水のお店の様子。
毛皮に身を包んだご夫人たちが、香りのテスティングをしていました。

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街の中心の広場(Piazza dei Signori)も、静かに輝き、いつもと違う光の装い。

イタリアの休暇も今日が最終日。
どうか、来年は良い年になりますように、、、。






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2011年12月30日

壁を眺める、、、

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こちらでは、レンガを積み、漆喰をぬる職人さんを「muratore(ムラトーレ)」と呼びます。「muro(ムーロ)」は壁ですから、そのものずばり、「壁をつくる人」。
日本の柱、梁構造とは違って,壁は構造そのものですから、建築することも意味します。


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今回の旅のお供の一冊はこれ、小林澄夫さんの「左官礼賛U」。
今年の夏、長八美術館を訪ねた時に購入。飛行機の中でこれを読みながら来たので、ついつい視線が「壁」に向かってしまいます。


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実は私、小林澄夫さんのことばに魅了されている愛読者の一人なんです。
左官、建築、ものつくり、職人への深い造詣と清らかな感受性。
それから、その詩のような文章の美しさ。声を出して読みたくなるような、、。
ほんの2ページの随筆で、ショートフィルムの様にその情景を浮かび上がらせるみごとさ。

「風景とは、風と景。景とは日影のこと。風景とは、風と陽の光の中に、顕(た)ちあらわれた森羅万象をいう。」で始る『私の風景論』。
そのあとも繰り返される、「歓待の風景」ということば。

 歓待の風景・‥。神々を迎えたり、鬼を迎えたり、人を迎えたり‥。歓待するのは到来するものへなのだ。


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この「歓待の風景」は、旅人になると誰でもとても敏感になるのではないでしょうか。
風と景がつくりあげる映像の中にあるもの、それは森であり、畑であり、人が造り上げた壁や屋根であっても、時と寄り添い、みなに開かれたもの、迎える心をもったもの、それこそが「美しきもの」なのでしょう。

美しき風景を残すことが、私たちの役目であることは間違いありません。


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そして、職人の仕事については、このように述べています。

 私たちは戦後、目に見える〈物〉を大切にするばかり、それらの〈物〉を生み出す目に見えない過程(プロセス)をないがしろにすることで、成果や結果だけを求める拝物主義、拝金主義に陥ってしまった。職人の技術は、目に見えないプロセスであり、身体とともにある目に見えないフォルム(形)である。

その土地の材料で、職人が造り上げて来たものには、西であっても東であっても同じ魂が宿っていて、異国の旅人にも、同じ様に語りかけてくれているのです。

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また、訪ねたいと思ったら、「歓待の風景」に出会えた、ということなのかもしれません、、、。

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2011年12月26日

クリスマスの食卓

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24日、クリスマスイブ。
クリスマスのお買い物でメインストリートは賑わっていました。

日本は今年、未曾有の震災に襲われて、今も復興の途上にありますが、イタリアも経済危機から政権交代、そして改革の途上にあります。
クリスマスといっても、こちらも皆さんお財布の紐はしっかり閉めているようです。

イタリアでは脱税は日常茶飯事で、それも国家財政を悪化させたと言われています。
しかし、テレビの公共広告で、「脱税をする人は、害虫と同じ」というのが流れているのには、ちょっとびっくり、、。

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クリスマスは日本のお正月に近いと思います。
どこの家庭でも、離れて住む子ども達が帰省し、一緒に食卓を囲みます。
イブは、お肉を食べず、質素にすませ、25日のお昼がクリスマスで一番大切な食事です。

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それぞれの地方で食べる物は違うそうですが、ここヴェネト地方では、トルテリーニのコンソメ仕立てが一皿目の料理。

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コンソメは、チキン、ビーフ、牛タンなどでとりますが、そのあと、メインで野菜と一緒に食べます。
大きなソーセージの様なのは、Cotechino(コテキーノ)といって、クリスマスや新年に必ず食べるもの。他に、豚の足に詰め物をした、Zanpone(ザンポーネ)というのもあります。


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食後はご存知、パネットーネ。
今日は、私が持参した梅酒と共に,,。そうそう、甘栗も持ってきました、、
梅酒、すごく好評でした。また、もってこようかな。

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そうそう、甥っ子たちに編んだマフラー、こんな感じで完成!

シマウマみたい、と喜んでもらえました。
なんか、色合いが、私の相棒「ぐら」のようでしょう?

どうしてるかな、ぐらくんは、、、、、。


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2011年12月24日

そろそろ、クリスマス

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こちらは,連日の快晴。最低気温は氷点下ですが、日中はお日様が暖かく、過ごしやすいです。

ここは、Vicenzaのサンロレンツォ教会。

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パラディオのバシリカからみたシニョーリ広場。
クリスマス前なので、マーケットが出ています。まあ、衣料品はあまり質がよろしくないので、買うことはありませんが、時々掘り出し物、あります。

Vicenza は春にも来ているので、街の様子は、ぜひそちらをご覧下さい。(カテゴリを「いたりあの日々」に変更しました)


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メインストリートにもクリスマスマーケットが出ています。
一軒一軒眺めると、インディアンの革製品のお店等もあり、かなりバラエティ豊か。


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このお店は、木片とかでつくったクリスマスオーナメントが並んでいます。

昨日一昨日は、朝方スタッフとスカイプで打合せ。今日も、ちょっと片付けないといけない宿題があるのですが、ぶらぶら、、。

そうそう、今日は建築の話はお休みです。

普段は、ウインドーショッピングなんて全くしないので、まあ、たまにはお許しを。

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インテリアショップの次に寄ってしまうのがここ。
Erboristeria(エルボリステリア)といって、ハーブティや自然の香りのアロマ、石けんなどを売っているところです。

日本にもフィレンツェのサンタマリアノヴェッラ薬局は進出してきましたね。
これらは西洋の漢方薬局のようなものでしょうか。

奥のほうに見える缶のなかに、ハーブが入っていて、お好みでブレンドしてくれます。

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薬局の扉の引手ですが、ヒュギエイアの杯といって、ギリシャ神話に基づく薬学のシンボル。医学を現すのがアスクレピオスの杖で、やはり知恵の象徴の蛇が絡まったマーク、今も救急車で使われていますよね。



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午後は、公園でかるくジョギング。
落ち葉の匂いが心地よく、、、。
威勢のいい、ニワトリ達の声を聞きながら、、、。

明日はクリスマスイブ。
さあて、なにをしましょうか?

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2011年12月21日

水の都は今日も美しく、、

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今朝はここで目覚めました。

皆さんが、必死に働いている年末、私は一足早く仕事をやっつけて(皆様にお任せして)、ここにやってきました。

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私も実は久しぶりのヴェネチアです。
今回のフライトが夜遅く到着する便だったので、宿をとることにしたのですが、きょうはツーリスト気分で、のんびりと。

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路地空間ならぬ、路地運河。こちらではcalle(カレ)と呼ばれます。表の大運河と違って、こちらは昔は下水を流していたところ。
今は、そのまま流すことはないそうですが、、。

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運河に浮かんだ船の八百屋さん。

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やはり、ツーリストはサンマルコ広場にいかなくちゃいけませんね。
いつも、すごい人です。
しかし、以前より日本人観光客は影を潜め、よく聞こえてくるのは中国語でした。

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何回も来ているのですが、意外にちゃんと見ていなかったサンマルコ寺院。
ついつい、細部に目がいってしまいました。


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サンマルコ広場に来ると、必ず立ち寄るのがここ、オリベッティのショールームです。
今は、資料館のようになっていて、入場料が必要です。なので、今日はちらっと外側からだけ。

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カルロ・スカルパがこのお店のインテリアをデザインしたのが1958年ということですが、いまでもそのディテールには、目を見張ります。半世紀という時間を感じないのは、私だけではないと思います。

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ヴェネチアといえばガラス。
装飾的なガラスのお店が軒を連ねていますが、どうもお土産屋さんの域をでないものが多いのですが、このお店はガラス細工の工房がそのままお店になっていて、ちょっと覗きたくなりました。
子ども達も、夢中になってあめ細工のようにガラスが姿をかえるのを見つめています。

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ヴェネチア料理のお店で昼食。
古材を使った、不思議なインテリア。洗面所の扉が引戸なのにはびっくり。
もしや、日本の建築の影響でしょうか?

一日歩き回って、程よい疲れでぐっすり眠れそうです。時差ぼけ解消の特効薬。



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2011年04月23日

Vicenza 春の休日

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復活祭前の金曜日。
こちらはみんな休暇に入っています。
今日は、甥っ子たちと近くの湖に行きました。
湖畔のバールで一休み。

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特に何もなくて、散歩や自転車、みな思い思いの過ごし方。
ここは、車いす用の釣り人デッキだそうです。
ふ〜ん、さすが!

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甥っ子のルカくん、ちょっとお疲れの様子。


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タンポポの原っぱ。綿帽子がいっぱいです。


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こういうところに来ると、走り回りたくなるのは万国共通。種を飛ばして大はしゃぎ。

人の営みの場が、自然の風景を壊さないでほしいといつも思っているのですが、日本ではそういう感覚や美意識をまだまだ共有しにくいのがとても残念。

さてさて、私の休暇も今日が最終日。

また、日本の働き蜂に戻ります。


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2011年04月22日

Vicenza 春の市

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今日は木曜日。
市の立つ日です。多くは、食品と衣料品。ですが、たまにこんな骨董品のお店も。


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この、鶏の置物、なかなかユーモラス。


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広場はお店で埋め尽くされてますが、マーケットの商品の品質はそれなりです。お値段は確かにお安いかもしれませんが、、、。


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街の中心にはアップルのお店が出店。私も一番最初に訪ねたのはここでした。


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改修工事の現場。ついついカメラのシャッターを押してしまいます。
このクレーン、ここにあっても違和感なく、チャーミングだと思いませんか?


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この中庭の藤、一本の木です。上手に活かしていますね。


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この建築もパラディオの作品です。 Palazzo Valmarana Braga Rossa。
その中庭に入ると、、、。


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建築家のスタジオとデザイン事務所のショールームがありました。

いいなあ、こんなすばらしい空間で仕事ができるなんて、、、。
それとも、歴史の重みに、押しつぶされそうになるか、、、。

それは、自分の心の持ち方次第ですね。
過去を学ばなければ、未来を知ることは出来ず。

歴史を、そして先人の知恵をしっかり受け止めながら、前に進みたいと思います。


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2011年04月21日

Bassano 春の水面

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かなり前になりますが、ヴェネチアの大学に通っていた頃、私はここBassano del Grappaに住んでいました。
グラッパ山を臨み、ブレンダ川が流れるとても美しい街です。
有名なのが、このパラディオ設計の木造の橋。  


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建築をやっている友人のひとりが、この屋根のある橋を見て「湯治場のようだ」と言いましたが、いえいえ、屋根と欄干に切り取られた風景は、素晴らしくピクチャレスク。何度渡っても、美しい橋です。


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今は川の水量がかなり少ないようですね。近くで見ると、木造の構造がよくわかります。


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この橋は、何度も再建されています。川縁の建物には、第1次大戦の銃弾の痕がくっきりと、、、。


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この橋の袂には、Nardiniというグラッパの造り酒屋があって、ここでも楽しむことができます。
窓から、夕暮れのブレンダ川を眺めながら。


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こんな素敵な本屋さんを見つけました。以前はこのあたりに文房具店があったのですが、、。
とても魅力的に改修されています。
日本にも待ち合わせをしたくなるような、チャーミングな本屋さんが欲しいですね。


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こちらは私のお気に入りの市立美術館。教会付属の修道院だったところです。この中庭のスケール感がなんとも心地いいんです。図書館もあり、昔はよく利用しました。


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塀の中には役場があります。ガーデニングショーのようなことをやっていて、この壁面緑化はそのプレゼンテーションのひとつのようです。こちらの古い城壁は野性的に緑化されていることが多いのですが、これはこれでいい感じですね。
公共のシェア自転車も始まったようです。


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夜は、お気に入りのレストランOttoneで食事。友人が訪ねて来た時や特別な日によくここに来ました。
創業は1870年。インテリアもなかなかいい感じでしょう。
実は、ここで見つけたインゴマウラーのペンダント照明がとても気に入って、その後「南葉山の家」で使うことにしたんです。
天井の美しさをそのままに、ワイヤーが空間を邪魔しません。

お料理も、変わらず大変美味でした。

しばらくぶりで訪れても、変わらぬ姿で迎えてくれる街。
しっかとしたアイデンティティがあり、歴史に誇りをもっている。

私たちは、まだまだ学ぶことがありそうです。


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2011年04月20日

Vicenza 春の夕暮れ

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昨日に続き、きょうも宿題を仕上げないとならず、特にどこにも出かけずに過ごしました。

外出といえば、夕方食事をするため、旧市街まで歩いたくらいです。

夕飯を終えての帰宅途中のショットを一枚だけ。
私の古いデジカメでは、この黄昏の空の色はとても捉えられません。

撮影時間は午後8時。そう、こんなに明るいんですよね。

日本もサマータイム導入か、、と騒がれてますが、たしかに時間がずれるだけで、あまり節電にはならないかもしれません。
ですが、仕事のあと、こんな空の下で友人達とグラスを傾け、すごく豊かな時間が過ごせるようになるかも?

そろそろ、働き蜂は卒業したいですね。

こちらは今、10時半。
やっと、大きな赤い月が昇って来ています。


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2011年04月19日

Vicenza 春の匂い

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今日はこちらに持参した宿題をしていて、街歩きには行けませんでした。
ですが、先週したためた植物の写真を少しばかり。

先週前半までこちらは異様な暖かさ(25℃)でした。
そのため多くの花がいつもより早く見頃を迎えたようです。

藤は満開。微妙に淡い紫のこの花、あまりに美しくて、できれば持って帰りたかったです、、、。

でもなぜか、一般的にこちらの花は日本より「しつこい」感じ。これでもかーってボリューム多く、香りも強いような気がします。
例えば、これ。


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たわわに実る、じゃなくてたわわに咲く藤の花。


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こちらはコテマリですが、なんとなく枝振りが違いませんか?
剪定の仕方が違うのかもしれませんが、、、。


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ナンテン。


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そして、私の大好きなヒメウツギ。

これだけ「茶花」があれば、こちらでも十分お茶の先生が出来そうです。
(これ、私の老後の夢です!)

するかどうか、できるかどうかは別として、ちょっとした夢をもつことは、明日への意欲になりますね。



〈笑いは福を呼ぶ〉

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昨日の日曜日は、通りで様々なパフォーマンスが行われてました。

実は,好きなんですよね、私、サーカス。その中でもクラウン(道化)は最高です。
群馬にある「国際サーカス村」のサポーターでもあります。

というわけで、ちょっと立ち止まり、こちらのクラウンを鑑賞。


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彼は、この鎖から解き放たれるのか、、、。

ゴメンナサイ、結末の写真はありませんが、無事脱出しました、、。


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さて、そろそろ、お土産を買いはじめました。
これは、うちの重鎮、相棒「ぐら(雄猫、5歳)」へのお土産です。

「イタリアン レシピ」というドライフード。
お味はというと、「オリーブ、チーズ、チキン」だそうです。
そういえば、日本でもありますよね、「本格まぐろ味」とか、、。

果たして、気に入って頂けますかどうか、、、、。

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2011年04月17日

Vicenza 日曜日はミサに、、

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今までに、私がイタリアに滞在した日数は何日か、、。
数えたことはないけれど、恐らく700日は超えていると思われます。
けれども、信者でもないので、カトリック教会のミサに参列したことはありません。

きょうは、イタリアのお母さんと一緒に、初めてのミサ参列。
何事も、経験することは意味があると思うので、、。


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ここは、フェリーチェ教会といって、Vicenzaでも最も古い教会の一つです。

建物の起源は、3世紀頃のローマのバシリカです。
その後、増築されたり、バロックの内装に変更されたりと姿を変えてきましたが、1937年以降、そのバロック装飾をはぎ取って、それ以前の質素な内装に戻されたそうです。


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このモザイクの床は、ローマ時代のときのもので、一部このように見える様にしてあります。


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復活祭の前の日曜日とあって、オリーブの枝をもっています。
今度の木曜日はイエスキリストの命日。
そして、3日後に復活したことを祝う、復活祭が始まります。

この季節、新しい生命の息吹を祝うのは、ある意味、とてもナチュラルなことのように思えます。
実際、復活祭は太陽と月の暦で決まっているというのは、興味深いですね。
(春分の日の後、最初の満月が過ぎた日曜日、だそうですよ。)

私は、震災からの復興と復活を祈りながら、聖堂に響きわたる美しい歌声や、心地よい祈りの言葉に耳を傾けたのでした。


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2011年04月16日

Vicenza 土曜日はタイムスリップ

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さて、この看板は何のお店でしょうか?
こちらも、バシリカの裏側にある古〜いお店。


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実は、薬局です。創業は1400年。こちらの年季の入った素敵なインテリアは1800年代のものだそうです。


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こちらが、薬剤師でもある御主人。
もの静かで知的な方でした。

薬局の名前の "FARMACIA AL REDENTORE"とは 直訳すると「救世主の薬局」。もちろん、この場合の救世主はキリストを指すので、看板にも、薬局の内部にもキリストの姿が、、、。しかし古には、薬は人々を救う「救世主」でもあったことでしょう。



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今日は、こちらの CRIPTOPORTICO ROMANOのガイド付き見学に参加しました。
果たして,これはなんでしょうか。。


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実は,ローマ時代の住宅の半地下部分が見つかった、つまり遺跡です。
第2次世界大戦でこの街は、爆撃によりそうとうなダメージを受けました。
歴史的街区の復興の際に、見つかったものだそうです。

イタリア語の解説を全て理解出来なかったのが残念ですが、ものの本によると1世紀頃のものだろうと言われています。


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半地下ですが、高窓があり自然光が取り込まれ、しかも室温が安定していたので、食品の保存等に使われたのではないかとのこと。
一部ですが、ポンペイのような鮮やかな色の壁画の痕跡や、美しいモザイクの床も見つかっています。

奥は地下水が流れているところにもつながってます。
ローマ人が自然に逆らわずに、居住環境をつくりあげた凄さに改めて驚きました。

実は撮影禁止だったのですが、知らずにシャッターを切ってしまいました。
ここを知ったら、Vicenza検定2級くらいいけるかしら、、、。(そんなものがあればですが、、)


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今日明日は、広場では植木市が開かれています。
こちらでは、藤の花が満開。また午後にでも、ゆっくり植物を眺めにこようかな。


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2011年04月15日

Vicenza 金曜日はちょっとお休み

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昨日、あまりに沢山のものを見すぎたので、今日の探検はお休み。

ひとつだけ、Vicenzaで一番お気に入りの家具ショールームを紹介します。

Lanaro Arredamenti 。

教会だった建物を修復して使っています。
外観は、教会そののも。看板さえありません。


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内部に床を2層新設しています。最初の写真は、2階部分です。


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3階部分の天井は、オリジナルのまま。
こちらでいう マンサード、ペントハウスの風情です。

昨日のDoriadeと比べると、多様な家具が置いてありますが、一つのメーカーのショールームではなく、家具代理店なので、当然かと思います。


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ここまで古い建造物の時は、こういったものを逆に見せてしまうというのもいいですね。

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現代的な大きな開口がない故に生まれる陰影。

この静けさと、繊細な光に魅了されたひとときでした。


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2011年04月13日

Vicenza 水曜日も快晴!

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眩しい太陽。
でも、今日は少し気温が下がり、風が冷たく感じます。
今日のPiazza dei Signoriは逆側から写真を撮ってみました。
なので、ヴェネチア王国の象徴のライオンも後ろ姿です。(右のオダリスクの上に居ます)

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バシリカの裏側、建物の地下部分にある"Osteria del Grottino"。訳すと、居酒屋「小洞窟」。
昔からあって、私もダンナやその友人達とよくここで待ち合わせながらワインを一杯やったものです。

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こちらは"Casa Pigafetta"。16世紀の冒険家、ピガフェッタさんの家。ヴェネチア様式が特徴で、この界隈ではひときわ目立ちます。

今日は結構写真を撮りました。

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こちらはVicenzaの旧市街を囲む城壁ですが、ちょっと近づいてみてください。

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わかりますか?
鳩の休憩所。しかも個室です。それぞれ、お気に入りの場所があるのでしょうか。

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城壁の外側に近年できたこの建築。
外装は、城壁のストライプを意識した、レンガと大理石。
これ、実は新しいオペラ座です。
イタリアの現代建築はこんなもの??と思ってしまいます。
私は最初小学校かと思いました。エントランスもあまりにも素っ気なく、、、。

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通りがかりに見つけた、緑の中庭。
その先にあったのは、、、。

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Michelazzoさんの現代アート、「ガリレオの月」

風に揺らいで、ここちよい音が緑の中を漂います。

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これは作家の作品ではありませんが、こもれびが不思議な色に。
それから、排水溝もこんなだったら、素敵ですよね。

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街路を行き交う人が、こちらからは小さな画面の映像みたいです。

新緑の時は希望の時。
本当に、この自然の営みが私たちを支えてくれています。
続きを読む、美味しい話。
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2011年04月12日

Vicenza 火曜日は朝市

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今日もさわやかな青空が広がっています。
Vicenzaといえば、旅人が必ず訪れる場所のひとつ、テアトロ オリンピコ。
入口脇に街のインフォメーションがあるので、ちょっと立ち寄りました。

向かい側もパラディオ設計の美術館(Palazzo Chiericati)ですが、ここのところ、改修工事が行われているようです。

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水道管の継手。なんとも鮮やかなブルー。おっと、ついつい職業病でしょうか。工事現場の写真を撮ってしまうのは、、、。


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消防設備のための水道工事との看板が出ていますが、なぜか掘削したところを小さなシャベルで掘っている若い女性がいます。

歴史的街区は、ちょっと掘るとすぐに遺跡が出て来てしまうらしく、工事はなかなか進まないようです。

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火曜日の午前中は、広場に市がたちます。
もう、すっかり春。花屋さん、繁盛しています。

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うわ〜、美味しそう!白アスパラガス。
もう、そんな季節なんですね。

このいつもとおりの春。笑い声のあふれる生活。
これをそのまま日本にもって帰りたいです。

一日も早く、安心して暮らせる日本にしなくっちゃ。
帰国したら私も、それを目標に、自分の出来ること、やるぞ〜。

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2011年04月11日

Vicenza 月曜日の広場にて

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2年9ヶ月ぶりにイタリアへ。
VICENZAのシニョーリ広場も、バシリカが修復中ながら、いつもの明るさとにぎやかさにあふれています。

今は、子供達の美術見学の季節らしく、フランスの子供達の声が聞こえて来たり、、、。
日本だと社会科見学とか、修学旅行とかみたいなもの。
美術の先生が、パラディオの建築について説明しています。

そうそう、変わったと言えば、広場は無料のインターネットスポットになったこと。

私も、そのおかげでこうしてブログをアップすることができました。

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ここに来たら、まずはVICENZAが生んだ偉大な先達、パラディオ先生にご挨拶。

彫像の廻りでは、時間にゆとりのある、ご年配の紳士達が立ち話。

ここ数日、こちらは夏のような日差しと気温。
さて、これからどんなイタリアの旅が待ち受けているのやら、、、。

posted by mikihayashi at 18:11| Comment(0) | TrackBack(0) | いたりあの日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする