2013年11月30日

吉祥寺東町の家 完成見学会のお知らせ

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ブログでもご紹介してきました「吉祥寺東町の家」が間もなく完成します。

大工が手で刻み、伝統的な仕口継ぎ手での木組み、竹小舞土壁の家です。
伝統的な職人技を活かしつつ、新しいディテールにも挑戦しています。また、PS冷暖房、太陽光発電といった、現代的な設備も程程に取り入れています。
建て主さんのご厚意により、引渡前に見学会を開催いたします。

日時:2013年12月8日(日) 10時より16時まで

申込み先:Studio PRANA (林)
     contact@prana-trees.comにメール頂くか、
     コンタクトフォームからお願いいたします。

お申し込みの方には、地図をお送りいたします。

多くの皆様のご来場をお待ちいたしております。



posted by mikihayashi at 16:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 吉祥寺東町の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大詰めです!吉祥寺東町の家

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吹抜けの壁も塗り終わりました。
吉祥寺東町の家は、竣工まで秒読み段階に入ってきています。
来週からは、器具付けやら何やらで、職方が大勢現場に入るようです。

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そうそう、今週の初め、木の家ネットの取材を受けました。丁度、大工、左官、建具の親方が揃っている時をねらって来てもらったのですが、道具やおか持ち(道具箱)の話しから、各職方とのチームワークまで話が弾み、実に楽しいひとときでした。
年明けには木の家ネットのコンテンツになるようですから、どうぞお楽しみに!


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ちらりと外観をお見せします。
まだ、外部の建具などが入っていませんが、ま、こんな感じです。

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玄関から内部を見たところです。
玄関の壁にご注目ください!ベンガラ色の壁です。


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座り込んで左官の江原さんが作業中。
さて、何をしているのでしょうか?


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顔料を篩(ふるい)にかけているんです。
粉、吸い込まないようにしてくださいね。


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計りで分量を量り、、、、


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まるで料理教室のような道具揃えです。


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使っているのは、ドイツ製の顔料だそうです。
パッケージもなかなかインパクトあります。


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さて、外では、、、
鳶の松崎さんが、汗を流していました。カメラを向けたら照れ笑い。
完了検査に向けて、地盤面のレベル調整、よろしくお願いしますね。


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来週の日曜日、12月8日には完成見学会を開催します。
皆様、どうぞお誘い合わせの上お越し下さい。

詳細は、後ほどブログにアップします!



posted by mikihayashi at 15:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 吉祥寺東町の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月26日

土壁もしっかり乾きました! 吉祥寺東町の家

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おやおや、内部を猫車でなにやら運んでいる、左官の江原さん、、、。

実はこの写真、先月中旬のもの。
工事の進捗をブログにアップするのを大分サボっていたことがわかります、、。

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この日は荒壁つけでした。今回も江原さんの師匠である、名人高木さんが応援に駆けつけてくれていました。


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相棒のホッチさんも足場で土を塗っています。


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外から塗り込めると、内側はこんな感じ。竹小舞に土がにゅっとはみ出しています。

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内側からも返し塗りをするとこんな感じです。
粘り気のある土は、濃い灰色をしています。


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それから3週間。乾いてグレーの色が薄くなりました。
そして、ひび割れがしっかり発生しています。
このヒビが大切なんですよ、土壁は、、、。


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こちらは今日の現場。
サッシが付き、外壁の下地や小庇などを取付けています。

もう少しすると、断熱材やら外壁の下地やらの下に入ってしまって、土壁は見えなくなってしまいます。
ちょっと名残惜しいような、、、



さてさて、おまけ記事ですが、以下のものは一体なんでしょう。

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何かの型であることはお分かりですね。


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こちらが完成品!

えっ、まだ何かわからないって?

では、完成見学会の時にでも、どこに取付けられているか、探してみてくださいね。






posted by mikihayashi at 18:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 吉祥寺東町の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月09日

竹小舞かきワークショップ! 吉祥寺東町の家

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日曜日なのに、現場にて談笑中の職人さんたち。
今日は、土壁の下地になる竹小舞かきをみんなで作業しようと集まりました。
始まる前から、やけに愉しそうです。


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まずは、左官の江原さんのご指導を受けます。
易しそうなんだけど、やろうとすると「あれっ?」ってなるんですよね。
みんな真剣に先生の話を聞いています。


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さてさて、スタート。
間渡し竹という細い竹が柱と桁にグリット状に止めてあるところに、割り竹を縄で留めていきます。


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なんと、他のお施主さんまでかり出されている!
実は、お声かけしたところ、自分の家でもやるから練習のためにと参加してくださったのです。
ありがとうございます!


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若い大工のリョウジ君。きょうは竹小舞かきデート。
やっぱり仕事を知ってもらうこと大事ですよ〜。


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こちらは女子チーム。慣れてきたら無言で、どんどん進みます。
やりだすと、ハマりますよ、竹小舞。


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若い左官やのヨウコさんです。
あだ名は「隊長」。今日も、隊長さん、初心者に優しく指導。
おつかれさまでした!


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ほらっ!
どうですか。綺麗な竹の下地が姿を現しました!


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最後に記念写真。
本当は、午前中だけ参加のかたや、ちょっと早めに帰った方もいたので、もう少し大勢だったのですが、、。
なんと、都倉さんが建てた近隣の家のお施主さんや設計士さんまで参加下さいました。

みなさま、本当にありがとうございます!
楽しかったですね。またやりますよ〜。


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posted by mikihayashi at 17:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 吉祥寺東町の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月15日

無事上棟、順調です 吉祥寺東町の家

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吉祥寺東町の家は、順調に工事が進んでいます。
屋根は、ルーフィングまで終りました。

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そうそう、ここの家は、高窓があるんです。
吹抜けの上部、夏の熱気を抜くには効果的な場所です。
とはいえ、夏場の直射日光は入らないように庇を出しています。
今日は、この換気窓のオペレーターの打合せでした。

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雨よけのテント養生もそろそろ撤去です。
おかげで野地板が濡れないで済みましたが、風が強いとあおられて、足場まで揺らしてしまいます。
なかなか、難しいものですね。


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これは、建て方の時の様子。
大工さん5人と、鳶の松崎さんで組み上げました。

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こちらは、上棟式の様子。
実は、この日は冬日で、みんな凍えています、、。
なので、ちょっと表情固く、ビールも進まず、、。
でも、とても美味しいお弁当でした。
ありがとうございました!

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この家は、外周部は土壁です。
竹小舞かきは再来週くらいから。

いよいよ、土壁塗り、始まりますよ〜。


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2013年04月16日

建て方準備中! 吉祥寺東町の家

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吉祥寺東町の家は、昨日から大工さんが現場に入っています。

ここの足場は、今までとちょっと違います。
そう、屋根養生付きなんです。
棟梁が、雨で化粧で見える構造材や野地が濡れるのを嫌って、今回初めて屋根の上で覆いながら、建て方をすることになりました。

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鳶のまっちゃん、こと松崎さんが足場の先端で仕事中。
なんか、鳥みたいですね、あんなところに留って。



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今日は2日目なので、土台は敷き終わり、大引を入れているところです。

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最近は、鋼製の束を使っています。ベタ基礎が平とは限らないので、ここは作業性を優先です。



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向いのお宅の庭、藤が満開。

ここは、こちらの居間からよく見える位置にあります。
庭はさほど広くなくても、お互いに借景を楽しめるように、、

そうか、「借景」って、景色のシェア。
そうやって、素敵な景色や風景、広めて行きたいですね。

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2013年03月26日

建て方にむけて準備中  吉祥寺東町の家

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吉祥寺東町の家、基礎工事も順調に進んでいます。
明日、立ち上がりの部分のコンクリートを打つので、確認に行ってきました。

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昨晩、結構雨が降りましたが、水抜きをあけたので、表面はすっかり乾いていました。
基礎部分に雨が溜まると結構面倒なものです。

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おや、ひとひらの桜の花びら?
どこから来たのやら、、。

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その後は、大工さんたちが構造材を刻んでいる、日の出にある浜中材木店さんへ。
今日は、4人で作業中。

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誠二さん、隼人さん、それぞれ持ち場で作業中。

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親方に呼ばれたリョウジくん。何を教えてもらっているのやら、、
軸組模型をつくったから、全体がきっと頭に入っていますね。

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この梁が、宙に持ち上げられるまであと2週間。
大工さんたち、宜しくお願いいたします!

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2013年03月07日

荒壁土の準備完了です!吉祥寺東町の家

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これが荒壁土です。
藁と混ぜた直後の状態。鍬が自重で沈んで行きます、、、。

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今日は、左官の江原さんが荒壁土の準備をしていました。
小型の耕耘機を使っています。

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この、ちらっと映っている右足は、私のです。
長靴持参で、ちょっと足で捏ねさせてもらいました。

いやあ、予想以上のネバネバです。
長靴が粘土質の土に吸い付いてしまって、足が上がりません。

昔は、これをみんなで素足で捏ねたとか、、。
足腰、鍛えられますよ、これは。

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今日の現場は、棟梁と、鳶の松崎さんがやり方作業中でもありました。
松崎さん、Studio PRANAのブログ初登場!

週末から、根切りに入ります。
まっちゃん、宜しくお願いしますよ。


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今日は、本当に暖かな一日でした。
桜の開花が待ち遠しいですね。


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2013年02月12日

今日も晴れの地鎮祭 吉祥寺東町の家

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昨日は建国記念日。そうそう、東日本大震災から1年と11ヶ月めの日でもありました。

この日は、近々着工する「吉祥寺東町の家」の地鎮祭でした。

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お天気には恵まれたのですが、北風が冷たかったです、、、。お供え物が飛ばされそうで、ヒヤヒヤしました。

そう、「地鎮祭は必ず快晴!」の記録を更新しました!
もちろん、雨でも「雨降って地固まる」そうですから、OKなのですが、やっぱり晴れの方が気持ちがいいですね。

敷地は静かな住宅街にあり、日当りも抜群。
ここは、土壁でつくります!

また、進捗報告しますので、どうぞお楽しみに。

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棟梁も、心をこめて、「エイ、エイ、エイ」。






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2013年01月29日

軸組模型完成! 吉祥寺東町の家

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暖かい日差しを背中に受け、真剣なまなざしのリョージ君。

今回も、棟梁の息子さんが軸組模型をStudio PRANAで製作してくれました。

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最後の垂木を施工中。
やはり2回目は、大分要領がわかって、サクサク進みました。


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吉祥寺東町の家は、間口が2間半、奥行き8間の細長い切り妻屋根の家です。
南に飛び出した下屋部分が玄関。

4寸半割の垂木で、桁から棟まで飛ばすため、母屋はありません。しかも、垂木は3尺ピッチ。
今回の構造設計は、元増田建築構造事務所の山田憲明さん。

あれ!? 一部にあるはずの高窓がない!
私も、うっかりしてました。よかった、模型で、、、。

後で連絡して、追加工事をお願いしないといけませんね。

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窓の外の10月桜、やっと咲いてきました!
すこしづつ、確実に春が近づいています。

来月、地鎮祭の日もこんな暖かな日だといいなあ。



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2012年08月23日

残暑の地盤調査 その2 吉祥寺の家

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今日は暦では『処暑』だそうですが、またもや酷暑の一日。

一昨日に引き続き、今日も地盤調査に立ち会いました。

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ベテランのお仲間がダウンしてしまったとかで、きょうは作業員さんはひとりです、、。ユニックで機材を持ち上げ、セッティング中。

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足場用の鋼管で櫓を組んでいます。

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こちらの住宅は地下室があるので、先日のような簡易な方法ではなく、ボーリング調査をします。
しかし、年季の入った機械ですね。
近年は油圧式のものもあるそうですが、こういう機械の方が、マニュアル車みたいに、融通も利くし、掘削の抵抗をカラダで感じるので熟練しているオペレーターさんにはいいらしいです。

ひとつのモーターでいくつもの作業をこなす優れもの、、とか。

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これはベントナイトと消石灰を溶かした水。
掘削した穴の壁面を保護するために流し込みながら作業します。

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準備完了のようです。セッティングに約1時間かかりました。

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モーター始動です。
いろいろなサイズの管を、差したり抜いたり、、、。
説明してもらいましたが、どれがなんなのか、今ひとつわからず、、。

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コアに詰まっていた土を押し出してみると、安定した関東ロームの土が現れました。

どうやら、ここも地盤は心配なさそうです。

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今日の暑さも相当なものです。
こんな日も、外仕事は休めません、現場の人は大変です。
11m掘るのに、一日仕事だそうです。

「どうぞ熱中症に気をつけて、、」と言い残して、私はその場を退散しました。






posted by mikihayashi at 16:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 吉祥寺東町の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする