今更ですが、、完成後の写真公開！日高の家

日高の家、引渡からもう４ヶ月が経ちました。
ところが、竣工後の写真や完成見学会の写真等を全くアップしていなかったんですね。
（スイマセン、サボりました、、、）
今更ながら、ちょっと公開することに。





この家は、竹小舞土壁なのはご存知かと思いますが、外壁は全て杉板張りです。
最近は、杉の場合はウッドロングエコを塗っています。





南側は土間から庭に出られます。
今はまだお隣さんがいないので、広々〜。





西側のベランダはなかなか気持ちがいいです。





２階は子供部屋用につくったのですが、今はご夫婦が広々と使っているとのこと。
西側にはちょっとした森が見えます。





２階から居間を見下ろしたところです。
リビングの床はタイル。
奥様はシンガポールご出身で、タイルや石の床の方が馴染みがあるのでお好みとのこと。
居間の中心には薪ストーブもあるので、その点でも好都合ですね。





キッチンの壁もタイルで、一部漆喰を赤く塗ってみました。
これも、お施主さんからのご要望。
アクセントになって、なかなかいい感じです。
キッチンは大工さんの製作。扉は巾ハギボードを使いました。





タタミも最高級品です。桧床の琉球タタミ。
こちらもお施主さんのこだわりです。
変わり障子の割り付けは、Studio PRANAのお得意なところ。いかがでしょう？





完成見学会を開催した日の棟梁と左官やさん。
とっても良い笑顔。
満足のいく仕事ができたってことでしょうか。





ご近所の猫達も、羨ましそうな視線でみているような、、
（と勝手に解釈しております、、、）

職人さんたちと、暮らしぶりを拝見に！日高の家

２月に引渡をした日高の家。
「落ち着いて来たので、一度職人さんたちといらっしゃいませんか？」
とお誘いを受け、昨日お邪魔してきました。




この日、またまた雉が姿を現し、お出迎えです。





ダイニングテーブルを皆で囲み、話が弾みます。

さて、座長席で宴会を仕切るのは、この家の主（！？）のシンちゃんです。



はい、こんな笑顔で、私たちをもてなしてくれました。
いやいや、かわいい〜。




お昼は、シンガポール仕込みの辛いチキンカレー。
辛いけど、後に残らない辛さというのでしょうか。
とてもおいしく頂きました。

ごちそうさまでした！

工事前半で終ってしまう屋根屋さんなどは、なかなか出来上がりも見ないまま、、ということが多いそうです。
こうやって、出来上がってから、お施主さんの暮らしぶりを拝見させて頂けるのは、本当にうれしいことです。

住み手と作り手との関係は、家の完成引渡しで終ってしまうものではないのです。
これからも、末永く、一緒に育てて行きましょう。

土壁、乾きました。日高の家

８月に竹小舞ワークショップを行った日高の家、土壁の上に断熱材を入れ、防水紙を貼って、今はこんな姿です。
これから、外壁の杉板を施工予定です。





こちらは、ワークショップの翌週、土壁を職人さんたちが塗っているところです。
さすが、慣れていますね。丸２日で全て塗り終わったそうです。





土壁塗りから一月近く経ち、すっかりひび割れて乾いてきました。



吹抜けの上部の壁、ちょっと小舞が残っていますね。
ここは、こんな感じで見せることに。




さてさて、今日の現場の大仕事はこれ。
ハーフユニットバスの取付です。
最初はTOTOのホーローバスの予定だったのですが、今年の初め製造販売中止となりました。
そのこともあり、また減額のためもあって、新製品のハーフユニットに変更したのです。
これ、８の字タイプの浴槽です。



ホーローよりはるかに軽量とはいえ、5人がかりで作業中。



顔をだしているのは大工頭の樺沢さん。
設置位置、レベルのチェック中。



浴室の窓の外は、ジャングルになっています。実は、お隣の敷地です、、、






じつは、今度から、現場にはかならずこういう看板を下げることにしたのです。
ちょっと、地味ですが、真面目にやってますってこと、伝わるかな。

竹小舞かき＆親子土壁ぬりワークショップ！ 日高の家

吉祥寺東町の家に続き、日高の家でも竹小舞かきのワークショップを開催しました！
例によって、左官の江原さんからまずは指導を受けます。




それぞれが、自分で好きな場所を選び、早速小舞かきスタート。




まずは、横の竹を留めて行きます。
今日も、左官やさんのヨウコ隊長がサポートに来てくれました。（手前で竹を切ってます。）




今回がいつもと違うのは、、、
親子参加の準備をしたことです。
こども用の練習用壁をつくりました！　4角に組んでありますが、終ったら解体し、再利用可能です。
4面あるので、4組同時に作業できます。




おお！赤ちゃんおんぶして参加とは、さすが大工の女将さん、がんばって！




ほらほら、江原さんのまわりにちびっこ職人が集合しています。
このあと、荒壁土をちゃんと「こて板」と「こて」を使って塗りますよ〜。




なかなか、様になっているじゃないですか！
あれ、どうしたかな。どろんこになっちゃった？
きょうは、しょうがないね。

では、どんな風になったか、コマ送りで見てみましょう。










いやいや、土とコテはなかなか思うように扱えないものですが、子どもたち、がんばりました！



うちのアシスタントのテルちゃんも、荒壁付けに挑戦中。かなり苦戦している模様。
まだまだ機会はあるので、そのうち、さらっと塗れるようになるかな。




さて、ワタクシはというと、とりあえずは六尺の壁を完成させました。
筋交いとホールダウン金物には泣かされましたが、、、、




皆様の協力のおかげで、ほら、竹小舞の壁は概ね完了です。
夏の家なら、もうこのままで住めそうですね。




御陰さまで、楽しく無事にワークショップを終えることができました。
参加してくださった皆様、本当にありがとうございます。
そして、準備をし、休みの日に出てきてくれた現場の職方の皆さん、お疲れさまでした。

また、機会があれば開催しますよ。どうぞお楽しみに！

（写真撮影の前に帰られてしまった方もいらっしゃいます。実際にはもっと大勢の方々の協力がありました。次回は是非一緒に記念撮影に参加してくださいね。）

建て方順調！日高の家

先週は暑い日が多かったですね。
日高の家、灼熱の中、建て方が始まりました。




先週の木曜日、私が夕方に現場に行くと、１階の柱は既に建っていて、梁の金輪継ぎ中でした。




青空に伸びる柱。なんとな〜く、丸みがあるでしょう？
さあて、なぜでしょうか？



遠景はこんな感じでした。

そして、１週間。




お天気に恵まれて、野地板まで終っています！




こんな感じで、今日は大工さんが５人で作業中。




都倉棟梁が作業しているのは、薪ストーブの煙突部分。




内部はこんな感じです。
小屋裏のような2階からは、この緑を楽しむことができます。




居間の梁組です。
さっきの、丸みのある柱の先っちょ、理由はわかりましたね。




大工頭の樺沢雅志さんが製作したお越し図です。窓の位置と貫の位置の検討に使ったとこのと。

ここの現場も、棟梁の采配のもと、若い彼らが大活躍。

さあ、どんどん進みますよ！

いよいよ基礎工事開始 日高の家

梅雨入りした関東ですが、今日は素晴らしい五月晴れ。
現場は雲一つなく、真っ青な空と下弦の月。



朝から、大工さんたちがやり方作業中です。





ちょっと前ですが、居間の吹き抜けにかける太鼓梁を大工のまさしさんと選びました。８mものですが、素直な丸太です。叩くと、うれたスイカのような、とてもいい音がしました。乾燥はばっちりのようです。





そうそう、作業場で見せてもらったまさしさんのこだわりの道具のひとつ。アリホゾ用のみ？だったと思います、、、（間違っていたらご指摘を）。
ケースも素敵じゃないですか。






おや、青空トイレでしょうか？
いえいえ、リョウジくんが現場用トイレブースを工事中。
どんな素敵なトイレになるのやら。




左官の江原さんは、、というと水まき中です。




そして、相棒の耕耘機と土捏ね開始。


梅雨の晴れ間、仕事が捗ります。
お日様に、感謝感謝！

うぐいす啼く、地鎮祭 日高の家

4月なのに、日本列島寒気に覆われて、雪にも見舞われた昨日。
ここ、日高も凍える寒さでした。

待ちに待った、地鎮祭。
ここは高麗神社のお膝元。神主さんは徒歩３分で到着です。（もちろん、車でお迎えに行きましたが，）



切麻散米。




お施主さんによる鍬入れです。
設計者や施工者もするときもあります。

きょうは、大工さんの他、左官の江原さん、地元の鳶頭、水道屋さんも地鎮祭に参加してくれました。



玉串奉献する棟梁。



そして、今回の現場の大工頭、樺沢雅志さん。
若くて優秀な大工さんです。
これから、ちょくちょく登場すると思います。



高麗神社から頂いた、鎮物と棟札。



お供えのネギは、お施主さんの実家から。
さあさあ、いよいよ着工です。
若い夫婦らしい、素敵な家になりますよ！

軸組模型完成！ 日高の家

なかなか手が回らなかったのですが、日高の家の軸組模型が出来ました！





切妻の大屋根、シンプルな架構です。
２階の部屋は、ロフト風。



上からみると、こんな感じです。




実は、この模型、棟梁の息子さんのリョウジ君が、Studio PRANAに詰めて製作してくれました。
なので、ちゃんと渡りあごになっているし、太鼓梁もついてます。（写真ではわかりづらいですね、、）



製作中の真剣な様子。
なぜか、となりに玄翁（げんのう）が、、、。
何に使ったんでしょうか？

リョウジ君にとっても、建物の全体が頭に入って役にたったかな。

もう一軒、つくってほしいなあ〜って、リクエストしているのですが、こればかりは、お父上のお許しが出ないとダメだそうです。

とにかく、お疲れさまでした。ありがとう！

残暑の地盤調査 日高の家

抜けるような青空。
しかし、残暑厳しい今日このごろ。
昨日は、37℃を超えたところもあったようですね。




昨日は日高の家の地盤調査でした。
酷暑の中、木陰もないところで、、、。
これは、地盤の高低差を測っているところです。



一般的に住宅建築の際に行われる、スウェーデン式サウンディング試験という方法です。
スクリューのついた金属の棒に重しを付けて、回転させながら沈んで行くときの回転数を記録し、地盤の状態を推測します。



それだけではなく、一部掘削もしてみました。
造成地なのですが、盛土もかなり締まっていて、８０センチくらい掘ると、固い礫層が出てきました。
詳しくは報告書を待ちますが、どうやらまずまずの地盤のようで安心しました。



裏の敷地にちょっとお邪魔して休憩、、。
こんなところに住んでいたら、夏休みの昆虫採集にはまったく困らないでしょうね。
炎天下から入ると、木陰はまるで天国のよう。




ぼちぼち、トンボの季節到来でしょうか？
秋は着実に近づいているようです。