東京も紅葉がやっと色づいてきました。
庭園美術館のお茶室は友人のブログを見て行きたいと思ってたのですが、なんとお茶会があるのを発見!
早速申し込み、昨日行ってまいりました。
立礼、広間、小間を備えた瀟洒なお茶室です。
回遊式の日本庭園に面していて、今まさにもみじが見頃。
池をぐるりと歩くと、どこをとっても絵画のような風景。
大きすぎず、起伏があって変化がある魅力的な庭。
私は、少々図々しくも三客の席に座ったのですが、それが当たりでした!
四客までは美術館所有のお茶碗で頂けたんですよ!
私のお茶碗はルーシー・リーの作品でした。
やや薄めですが、手の中に心地よく収まる感じ。
お茶碗として作ったわけじゃないと思うけど、ぴったりです。
お菓子は塩瀬の練り切り。1000円のお茶席券で贅沢なこと。
こちらはお正客、お次客さんのお茶碗です。
誰の作だったかな。うる覚えなので、ここでは省略(ごめんなさい)
香合は冬に使うときは「都鳥」ということで、都鳥ってゆりかもめのことなんですって!
ゆりかもめは東京都のシンボル鳥らしくて、都立美術館なのでそれにも掛けたそうですよ。さすが。
掛け軸は「無事」。いい言葉ですね。事がない、ありがたい事です。
いただいたパンフレットに平面図がありました。
設計したのは茶人の中川砂村。武者小路千家の方という事で、この日のお茶を点ててくださったのも門下の若手の男性方でした。
宮様がお嬢様の花嫁修業のために、このお茶室を建てられたそうですよ。
美術館なので、まずは学芸員のお話もあり、全て収蔵品でお茶席がしつらえられていて、お茶碗など触れるというのは貴重な機会です。
夕暮れもまた風情あり。
普段着のお着物で気楽に行けるのも、わたし好み。
春にもまた行きたいな。