鬱蒼とした木々に覆われた古いお屋敷。
手入れされずに放置されたお茶室、路地、待ち合いがあります。
樹木だけは、庭師が入って時々手入れをしていました。
紅葉の季節は、特に素敵なんですよ。
それが、とうとう解体されることに、、、
一度、こちらの年配の御主人に声かけをしたことがあります。
お母様が表千家の先生をされていたそうです。
足場の単管が、無惨にも差し込まれて、、
表門の左脇には大きな石の狛犬が居たのですが、すでに撤去されてしまいました。
お茶室も、外から見るとまだまだ使えそうに見えるのですが、、、
お茶室は昭和初期の建築と聞いています。
その後、この場所を買われた方が、北側に増築をしてなんと、「高級旅館」をされていたとか、、
庭を望む縁側の、端正なプロポーションに、その面影を感じます。
石灯籠、手水鉢など、どこかで大切に使ってもらえるといいのですが、、
それにしても、とても残念なことです、、、、