2018年04月27日

無事竣工しました! 屋久島・麦生の家

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竣工が延び延びになっていた、屋久島・麦生の家がやっと竣工、引き渡しの運びとなり、私も現地に行ってまいりました。

建主さんが事前にコンテナで送ったテーブルが、K土間の上でとても引き立っています。

建具も、古い建具と新しいものを組み合わせたので、新築なのにちょっと懐かしい雰囲気。



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外観はみんなで作業した「焼き杉」です。
実は、秋に行った時には全部焼き終わらず、その後も建主さんのご主人が屋久島に行っては、コツコツ作業をされて、、、

今回は、目板も焼き杉です。



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屋根は、Studio PRANAではなかなか機会の少ないいぶし瓦葺き。

海岸が近いこの場所では、板金はすぐにダメになってしまうので、やはり瓦がベスト。




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建主さんが、北陸の古民家から譲り受けてきた建具や、オークションで購入された古建具を玄関周りに使いました。

実はこの蔵戸はガラスを入れることになっているのですが、現状はまだ網のまま。




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張り替えた小豆色の襖は、反対側は帯戸なんです。引き手がとてもゴージャスなのですが、この強めな色ととてもよくマッチしました。
この辺りの色選びは、建主さんの奥さま担当です。




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こちらは新規の襖ですが、弾き手だけは古民家で使われていたもの。
辛子色も部屋のアクセントとなってとてもいい感じです。



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この住宅の特徴は、土間リビングです。
キッチンまで含めて、Kモルタルの床仕上げとなっています。

地元の左官やさんがやったことない、というので、建主さんと一緒にモルタルに混ぜる顔料を探し、様々な人の意見も聞いた末、結局粉末状の墨を購入して混ぜてもらいました。

真っ黒にはなりませんが、これはこれでいい感じの色。



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キッチンとの境目のカウンターの腰は、K漆喰としました。
これも、床と同じ墨を混ぜて塗ってもらったものです。


キッチンの壁はリクシルが扱っている、イタリア製の大判タイル。

この辺りも、建主さんがショールームに行ったりサンプルを取ったりして検討され最終決定されました。



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キッチンの上は、ロフトっぽい2階の部屋となっています。
ここは、子供部屋やゲストルームとして使用する予定。



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2階はこんな感じで、間仕切りもできます。

お子さんが小さいので、まだまだ先の話ですが。



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こちらが洗面所。
衛生機器も建主さんが殆どネットで購入されました。
あ、もちろん私もアドバイスはしましたが。



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浴室の床は小さな6角タイル。




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こちらに定住されるのはもう少々先とのことですが、まずは工事が完了して満足していただけたようなのでホッとしています。


私としては、屋久島にしばらくはいけないのがちょっと残念でもあります。

みなさま、屋久島でのお仕事のご用命は、是非ともStudio PRANAに!(笑)

posted by mikihayashi at 17:41| Comment(1) | 屋久島・麦生の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月02日

リビルディングセンター訪問記

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諏訪の「リビルディングセンタージャパン」に行ってきました。
改修工事でご相談を受けている若いクライアントさんが、そこで建具やフローリングを調達したいので一緒に見てくれないかとのことで、私も喜んでご一緒したのでありました。


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以前は建設会社の事務所兼作業場だったという天井の高い、鉄骨造3階建ての建物を古材で面白くリノベしています。
1階カフェカウンター脇の不思議なドア。
金庫のような、、がそのまま使われてます。


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このコンクリート壁は後から打設したのかもしれませんが、鉄骨の柱にさりげなくサインが入っていたり、センスを感じますね。


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カフェのカウンターもこの通り。
テーブルや家具も全てアンティークか古材の再生品です。


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2階に上がるとワンダーランド!
興味のない人には、きっとガラクタ倉庫に見えるのでしょうけどもね。


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古いガラスも、丁寧に整理してあります。

結局、ご一緒したクライアントのお二人は、ガラスの建具を2枚購入されました。
桟の細めな品の良い建具で、状態もよかったです。


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このフロアで、私が気になったのは、タイル。


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今は作られていないような約物タイルがゴロゴロしてました。
これ、好きな人にはたまらないのではないかしら?

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それから、昔の灯具。


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碍子の器具などをフックがわりにいかが?とオススメしてます。


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3階は家具類が並びます。
 
やはり、なんとなくお店の人の好みが反映されているのか、独特の雰囲気ですね。
実際に使用するには、かなり手を入れないとダメそうですけども。


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この引き出し付きの机、天板が割れてなかったら、ちょっと欲しかったかも。(まあ、買ってもおくところがないので買いませんが)



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食器は染付けのものが目立ちました。
良さげなものも、チラホラあって、困りました、、、



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というわけで、ちょっとだけ、記念に買って帰った私でした。
近くだったら、時々覗きに行きたいものですが、、、、


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2018年03月11日

竣工間際! 屋久島・麦生の家

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報告をすっかり怠けておりましたが、屋久島・麦生の家は、工期が遅れながらも竣工間際までこぎつけました。



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先月現場打ち合わせに行った時の内部の様子です。
この、ロフトのような2階の窓からはマウンテンビュー。
1階のテラスからはオーシャンビューです。


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この日は、土間床に混ぜる松煙を持参して、試しに左官屋さんに練ってもらいました。
これは黒土間にしたいというお施主さんのご要望で、一緒に顔料を探し、これで行こうということになったのですが、さて、広い面積になった時、うまくいきますかどうか。


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今回も外壁は焼杉です。


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昨年10月には、うちのテルちゃんも連れて屋久島に行き、お施主さんと一緒に焼杉作り。



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曇天の中、どうにか上棟にこぎつけて、上棟のお祝いも出来ました。



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雨の後には、こんな珍しい虹が。
屋久島のお天気はとにかく、とっても気まぐれです。



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左が棟梁の岩川さんです。久保田工務店さんには、とってもアンティークな道具達が現役で使われていて、ついついカメラを向けてしまいます。



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次回来島は4月。
今度行った時には、完成しているはずなのですが、果たして、、、


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2018年01月14日

アレッツォ(Arezzo)の骨董市

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今回、トスカーナに小旅行したのは、友人と会うためでした。
ローマ郊外に住む、旧来の友人、朋子さんと「久しぶりに会いたいね、じゃあ、双方の中間地点のフィレンツェ あたりではどう?」ということになり、、、
彼女は、イタリアから骨董品を日本向けにネット販売する仕事をしています。そんな彼女が、毎月必ず行くのが Arezzoの骨董市。規模といい、イタリアでも大変有名とのこと。私も、一緒にのぞいてみることにしたんです。


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Arezzoも丘の上にある小さな都市で、鉄道の駅からこんな坂道を登って行くと旧市街に出ます。



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ここはPiazza Grande(大広場)と呼ばれています。先に載せたロッジアもこの広場に面しています。
メインストリートから広場まで、骨董品の出店で一杯!
友人の朋子さんに言わせると、新年早々で祝日のため、お店もお客さんもかなり少ないとのことですが、、、



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普段、骨董にさほど情熱を持っていない私ですが、これじっくり見たら掘り出しモノありそうです。


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建築に使えそうなモノに、ついつい目がいきますが、、、


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これはなんの道具でしょうか?オブジェとしても魅力的ですが。


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どんよりしたお天気続きだったフィレンツェ 滞在だったので、雲の間から青空がのぞいたら、なんかとっても得した気持ちになりました。



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大都会の喧騒から抜け出して、Arezzoの静けさがなんとも嬉しくて、、、
石畳に小鳥のさえずりが響きわたり、まるで地上の楽園のよう。
私の住みたいイタリアの街は、こんな場所かも。


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この小さなカンパーナの音が聞きたかったなあ。



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Arezzoといえば、ピエロ デラ フランチェスカのフレスコ画も有名です。
もちろん、私もしっかり鑑賞。



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1月6日はEpifaniaで祝日でした。
この日は、Befanaという魔法使いのようなお婆さんが、子供達にお菓子を配ると言われています。
良い子には、美味しいお菓子。悪い子には石炭。
とはいえ、石炭のお菓子があって、結局みんなが甘いお菓子をもらうそうな。

街角でBefanaに扮した人に遭遇しました。それに、お菓子屋さんのショーケースには石炭(菓子)も。

あっという間ですね、旅の時間って。





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2018年01月08日

フィレンツェ の今

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20年ぶりくらいでやってきた、花の都フィレンツェ 。
ルネッサンスの復習をさらりとしながら来たのですが、見るべきものが多すぎて、どこから回って良いのやら。
まずは大聖堂から。


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白、緑、赤の大理石装飾にまずは圧倒されますね。
クーポラに上るには予約が必要で、来週初めまで一杯とのことで諦め、ジョットーが設計したと言われている鐘楼に登りました。


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今回は、少々お高いけども美術館など72箇所が回れるというフィレンツェ カードを購入してみました。
おかげで、長い列に並ばず、優先レーンから入場できました。


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ミケランジェロのラウエンティアーナ図書館は、何度言っても圧巻です。


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階段一つにどれほどの時間をかけ、造形を完成したのでしょう。


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ウフィツィ美術館は、流石に少々並びましたが、中に入れば、人気の絵もゆったりと鑑賞できました。

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こちらは私のお気に入りのフィリッポリッピのマドンナ。


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サンタマリアノヴェッラ教会のファサードは、やはりとりわけエレガントな印象。
正面のpiazzaからの引きもあり、写真映えがしますね。


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以前行った時には、教会のエントランスに売店があってティザナ(ハーブティ)を買った記憶があるのですが、そんなものは一切なく、教会付属の薬局は別の所にお店を構えています。
今や有名になってしまった「サンタマリアノヴェッラ薬局」の本店は、高級香水店のような構え。
お値段もよろしく、買い物客は日本人や中国人ばかりでありました。
ハーブティなど売っておらず、薬草のサプリメントの売り場のみ。石鹸とポプリを買って、そそくさ退散しました。


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歩き回ってお腹が空いてしまい、ウフィツィ美術館近くの小さな食品店に飛び込みました。
トスカーナ訛りの気さくなおやじさんが、一人でやっています。
美味しいパニーニをほうばっていると、近所の人が立ち寄っては、話し込んだり、他のお客に話しかけたり。
フィレンツェの日常を垣間見た感じです。

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お腹いっぱいになりましたよ、パニーニだけで。


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今回のフィレンツェの印象は、お天気が悪かったせいもあるかもしれませんが、正直イマイチでした。
私自身がちょっと変わって来た(年を取った?)のかもしれません。

駅前が道路工事中で大混乱でした。路面電車の線路を撤去中のようです。
これからの持続可能な街としては、逆に路面電車の方がエコロジカルなのではないかと思うのですが。


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とにかく、路上駐車が多く、細くなった道を車やバイクが通り抜けていきます。
歴史的街区も、一般車の侵入を制限しているとはいえ、タクシー、搬入車、緊急車両、清掃車などがどんどん入って来て、実に歩きにくいのです。

これだけの文化遺産を抱えた世界的観光都市なのだから、自動車、バイクなどの対策をもう少し徹底して、より魅力的な街へと変わって行って欲しいものです。





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2018年01月04日

新春 2018 Felicissimo Anno Nuovo!

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新年明けましておめでとうございます。
昨年は、多くの方々との新しい出会い、新たな仕事の機会にも恵まれました。本当にありがとうございます。
本年も、引き続き一つ一つ丁寧に仕事をしていきたいと思っています。

私はというと、夫の実家で新年を迎えています。
こちらは元旦のみが休日で、人によっては2日から仕事だそうで、もう普通の活気が戻っています。

写真は昔暮らしていたことのあるBassano del Grappa。
パラディオが設計したと言われている木造の橋が有名ですね。


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穏やかな流れを受け入れながら、ゆっくり遡って前へと泳ぐ水鳥。
今年はこんな感じでいきたいものです。


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お気に入りのレストランOttoneでランチ。
今も変わらずエレガントなお店です。


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最近気になるのが、天井。
こう行った歴史的建築の空調設備はどう収めるんだろうと。
日本だと天井はあれこれ必要なものに占領されて、デザインどころじゃないので。
眺め回して見ましたが、吹き出しかリターンらしきものはここしかありませんでした。


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何度来ても、やっぱりこの街は好きです。


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今日は、初走りもしました。
こちらはVicenzaの旧市街。朝は霜で真っ白。
気ままに走って、もう20年以上連絡を取っていなかった知り合いの家具工房の前に出たので、思い切ってベルを鳴らして見ました。
家具修復職人のマリオさんが、ちょっとびっくりしながら懐かしそうにドアを開けてくれました。
パートナーのルチアさんが入院中とのことで、とても心配そうでした。
無沙汰を詫び、再会の約束をして別れました。


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今年も、力まず、焦らず、静かに前に進もうと思っています。
あの水鳥のように。



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2017年11月05日

ぐら通信☆ ねこのくしゃみ

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ZZZZZZ...
寒くなったから、弟のトラジがそばに居てくれるとぐっすり眠れるんですよ。
あ、とってもお久しぶり!
ご無沙汰してますが、ぼく(ぐら)も寅次郎も滅茶元気ですよ〜。
て、言いたかったのですが、、、、


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弟のトラジは、ここんとこ、くしゃみを連発。
また、なんか悪い噂されるようなこと、したのかな?

去年、みきさんの実家で大暴れしたみたいだし、まだ爪痕があっちこっち残っているらしいし、、、

ほんにんは、まったく気づいてないみたいだけどね。


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今朝もくしゃみ連発して、ナハチョウチン膨らましてた。
そんなわけで、トラジは初めてお医者さんに行くことになったんだ。
出かける時は逃げ回り、みきさんと追いかけっこして、大騒ぎ。

でも、お医者さんでは、若くて綺麗な先生だったから、すっかりお利口さんにネコ被っていたらしいけどね。

でもって、チクリと注射されたらしい。



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あんなに、わめきながら出かけたくせに、帰って来たらもういつも通り。
ちょっと心配して損しちゃったよ。



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ネコヘルペスウイルスとかだって。ま、猫風邪ってやつかな。
しかし、、、、


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えっ!トラジも太り過ぎだって??? ガーン!
やばっ、ぼくはお医者さんに行ったら、「超太り過ぎ」ってレッテル貼られそう。

この分じゃ、きょうからごはんの量が減りそうな予感、、、、

だって、食欲の秋なんだからさ。

トラジの検診結果にちょっとショックを受けた、ぐらでした。






ラベル: 風邪
posted by mikihayashi at 13:10| Comment(0) | ぐら通信☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月09日

下町散策 清澄白河

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仕事の楽しみのひとつは、普段あまり行ったことのない場所と出会えること。
今回は、改修のご相談を受け、今面白い!と言われている清澄白河の近くに行ってきました。

この辺りは、町工場とお寺が多いのですが、こんな風情の町家も残っています。


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実は角地に建っていて、恐らく3角形の平面をしていると思われます。
お店としてまだ使われているのか、、どうか、、


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手前が平屋になっている、不思議な家が数件連なっていたり、


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食品系の工場かと思われますが、なにも看板も出ていないので確認できず。



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お寺の中の密集墓地。下町の密度を感じます。


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ふとみつけた、民家をつかったアートスペース。空間から誘発された作品に迫力で向かえられました。


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あれ?醸造所??
見学コースやレストランもあるようで、、、
次回は、じっくり立ち寄りたいところです。


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私の今回のお気に入りはこちら。不思議な空中庭園。


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この建物、材木屋さん(だった?)のようですね。
道路側のこのエレベーションに惹かれました、、、

他にも、美味しそうでおしゃれな洋菓子屋さんや、コーヒー豆を焙煎しているお店やら、ぽつぽつとあったり。

仕事ではありますが、ついでに街も楽しめそう。



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2017年07月24日

オープンハウスのお知らせ 代田の長屋

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オープンハウスのお知らせ


昨年から工事をすすめてまいりました、代田の長屋が竣工いたしました。

建て主さんのご厚意により、お引っ越し前にお披露目をする機会をいただきました。



日時:2017年8月6日(日) 11:00〜16:00
場所:世田谷区代田 (下北沢駅より徒歩15分、世田谷代田駅より徒歩10分)

見学ご希望の方は、メールにてお申し込みください。折り返し住所をお知らせいたします。
申込先: Studio PRANA  contact@prana-trees.com (林)


代田の長屋の見所

敷地21坪に建つ積層長屋。各階10坪強、2世帯の小さな住まいです。
いつもの職人チームが、東京の木を使い、手刻み、小舞土壁で建てました。
2階住戸は、化学物質過敏症の方へ配慮した仕様となっています。

外部のガラスビーズの洗い出しなど、遊びこころもあちこちに、、、

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ご来場をお待ちしております。


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2017年06月05日

いよいよ始まります! 屋久島・麦生の家

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屋久島の家が竣工してから今年で11年。
そんな中、昨年から計画していた屋久島での2軒目の住宅がいよいよ始まります。

5月の連休明け、地鎮祭のために島に向かいました。


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乗り継ぎの鹿児島空港は雨模様でしたが、屋久島は晴れ!
但し風強し。

どれほどの強さかというと、、、

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こんな感じ。


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心配していたのですが、翌日は風も納まり、穏やかに晴れました。

素晴らしい、地鎮祭日和です。



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今回の屋久島の家も、久保田工務店さんにお願いすることになりました。
屋久島の地杉を手刻みで建ててくれる大工さんは、地元に数人しか居ないとのこと。
久保田さんはその貴重な大工さんのお一人なんです。

今回は、写真の奥に居る若い大工さん、岩川さんが棟梁を務めてくれます。




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あれ?神主さんと建て主さんが薮の中へ?

実は、敷地の東側は小川が流れているんです。この先は、川です。足元に気をつけて!



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切麻(きりぬさ)でお祓い。

お米と和紙が混ぜてあるのを蒔くのは初めて見ました。
でも、調べるといろいろあるようですね。
色の付いた和紙だったこともあったし、、




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建て主さんも、ちょっと緊張気味。
でも、滞りなく地鎮祭は無事終了しました。

Studio PRANAの地鎮祭快晴記録も更新です!



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その日の午後は、今回構造材として使う杉を切り出した山の見学にいきました。

このあたりは国有林だそうですが、傾斜も緩くて伐採作業はしやすそうなところでした。
屋久島でも、戦後植林した杉が丁度使い頃になっているということ。



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山を案内してくださったのは、地元の杉材を扱っている有水製材所さん。
社長の有水さんは、前々回飛び込みで私たちが訪問したときも、笑顔で対応してくださり、今回は一緒に働いている息子さんが山を案内してくれました。

今、屋久島では庁舎の建設が始まっていて、そこでは地元の杉材を使うそうです。
地元の職人を使うことに関しては、まだ課題があるようなのですが、、



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今回は、屋久島でオシャレなカフェをやっている後輩も訪ねました。
竜二くんは、カフェもやりつつ、建築の仕事も屋久島でやっています。
カフェは自分でデザインして、かなりの部分セルフビルド。

屋久島に行ったら、みなさんもお立ち寄りくださいね。

ノマドカフェ
http://nomado-cafe.seesaa.net/

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睡蓮がきれいに咲いていました。
熱帯魚も育てているようですよ。




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さて、地鎮祭は終りましたが、材料は現在天乾中。
夏頃から刻み始めて、建て方は9月後半以降になりそうです。



posted by mikihayashi at 16:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 屋久島・麦生の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする